レビューその2「バイアンプ(Bi-Amp)接続」と「イネーブルドスピーカーの追加」を中心にAVR-X3800Hのセットアップをさらに進めます。
まずは次の作業を実施します。
AVアンプ AVR-X3800Hとスピーカー S-A77TBをバイアンプ接続に変更します。
またイネーブルドスピーカー2台を追加して5.1chから7.1ch(5.1.2ch)の構成に変更します。
バイアンプ(Bi-Amp)
まずはバイアンプ接続から手を付けます。
バイアンプ接続をするには対応したスピーカーと方チャンネルごとに2個のアンプが必要になります。
まずスピーカーですが、メインスピーカーのS-A77TBはバイアンプ(バイワイヤリング)接続に対応しています。
次の画像はS-A77TBの背面端子部です。
高音用と低音用に2系統の端子が付いています。
(画像は通常のシングルでの接続になっています)

次にアンプ側についてですが『スピーカー2台 x 端子2系統 → アンプ4チャンネル』が必要となります。
AVR-X3800Hには9ch分のアンプが搭載されています。
Dolby Atmosをセッティングするなら5.2.4chとなるので5+4で9ch使用することになります。
ただ、我が家のような狭い視聴エリアだとそこまでの台数のスピーカー設置は厳しいものになります。(サラウンドバックスピーカーが設置できれば、7.1.2chという手もあるがそれもできない)
今回イネーブルドスピーカーの導入も考えて居ますが2台です。
ですので、7.1ch(5.1.2ch)の構成になります。
つまり2ch分のアンプが余ることになります。
この余ったアンプをバイアンプに利用しようという目論見です。
AVR-X3800Hでバイアンプをする場合のスピーカー端子はFRONT L,RとHEIGHT2 L,Rの2系統で計4個のアンプを使用します。
どちらのアンプを低域,高域で使っても問題はありません。
ではAVR-X3800Hにスピーカーケーブルを足していきます。
ついでにスピーカーケーブルをDENON AK-1000からAK-2000に変更しました。

スピーカーにも2組のケーブルを接続します。

これでバイアンプ接続については完了です。
イネーブルドスピーカー設置
イネーブルドスピーカーを追加して7.1ch(5.1.2ch)にします。
使用するスピーカーは「DENON SC-EN10」です。
S-A77TBの上にSC-EN10を載せます。

スピーカーケーブルはAK-1000を使用します。
AVR-X3800HはHEIGHT1 L,Rを使用します。
スピーカーの設置及び接続がすべて完了しました。

正面から見ていると割と普通に見えているかもしれませんが、ちょっと斜めにしてみると…

フロント左スピーカーのすぐ横には壁があります。
フロントスピーカーの左右の条件がまるで違うのです。
左スピーカーが逆位相判定されるのはこれが原因なのではないかと思っています。
ちなみにサラウンドスピーカー(左)の設置にも問題があります。

半分隠れています。
左側は問題ありありですね。
が、気にしても仕方がないので気にしないことにしています。
この辺りの改善も期待しつつAVR-X3800Hのセットアップに入ります。
AVR-X3800Hのセットアップ
スピーカーレイアウトの設定

まずスピーカーレイアウトの設定画面で「7.1ch(Bi-Amp)」に変更します。
すると一番下の「Bi-Amp」の欄が「HEIGHT2」になります。
次にイネーブルドスピーカーの設定をします。
「ハイトスピーカー」を2台にして、さらに「レイアウト」を「フロントDolby」にします。
これでAVR-X3800Hにスピーカーを接続したとおりの設定になりました。
Audysseyセットアップ
次にAudysseyセットアップに進みます。
マイクを接続して測定を開始します。
フロント左スピーカーはやはり逆位相の判定がされますが、すべてのスピーカーが正しく検出されました。

・フロント L,R(バイアンプ)
・センター
・サブウーファー
・サラウンド L,R
・フロントDolby(イネーブルドSP)
計7.1CHです。
すべての測定が終わるとスピーカープリセットの選択画面が表示されます。
これは測定結果をスピーカープリセットの1と2のどちらに保存するかという選択です。
つまり2種類の設定を保存できるということです。
今回は通常の設定なので「スピーカープリセット1」を選択して終了しました。

セットアップを続けます。
今度はスピーカープリセット2を使います。
こちらはサブウーファーを使わないセットにします。
スピーカーレイアウトの設定でサブウーファーをオフにして(7.0ch)、Audysseyセットアップを実施します。
測定が終わったらスピーカープリセット2を選択して保存します。
これでサブウーファー有りと無しの2パターンのスピーカープリセットが作成できました。
2ch再生の時はサブウーファーを使わないのでこの2パターンにしました。
クイックセレクトプラス機能
クイックセレクトは「入力ソース」「音量レベル」「サウンドモード」などの設定を記憶して1ボタンで切り替える機能です。
リモコンに「QUICK SELECT」ボタンが4個用意されているので、4パターンの設定を記憶して簡単に切り替えられます。

スピーカープリセットも記憶できるので、2ch再生用に設定をまとめてボタン1に登録しました。
同様にサラウンド用の設定はボタン2に登録しました。
記憶させる方法(リモコン操作)
1.MAINまたはZONE2を押して使用するゾーンを決定
2.ディスプレイに”Quick X Memory”と表示されるまで登録したいQUICK SELECT(1~4)ボタンを長押しする。
Xは押したボタンの番号
各クイックセレクトの名称を変更することもできます。
ボタンが余っているので入力ソースごとに登録してもいいかも。
2ch(USB HDD),BDプレーヤー,Fire TV Stick,Switch(カラオケ用)とちょうど4個だし。
その他設定,機能等
他に変更したものや気になる設定を記録しておきます。
・「ネットワークコントロール」-「スタンバイ時オフ」
オンにしているとスタンバイ時でもスマホ(HEOS)からの操作を受け付けてくれます。
ただ同時にUSBの電源もオンになるようで、USB HDDも通電してしまいます。
それを嫌ってオフにしています。
デメリットは電源を入れるときにリモコンを操作する必要があるということです。
また説明書には以下の注意書きがあります。
「ウェブコントロール機能やDenon AVR Remote Appアプリ、HEOS Appアプリをご使用になる場合は、“ネットワークコントロール”の設定を“常時オン”にしてご使用ください。」
スタンバイ時にHEOSが使えないだけで、電源を入れてしばらく待てば使えるようになるのでオフにしていても問題なさそうです。
・「HDMIコントロール」-「オフ」
AVR-X3800HからHDMIで接続したテレビなどのコントロールができます。
コントロールしたい機器が無いし「スタンバイ時の待機電力を多く消費します」と書いてあったのでオフにします。
・「HDMIパススルー」-「オフ」
スタンバイ中でも入力されているHDMI信号をHDMIモニターへ出力できます。
こちらも必要ないのでオフにします。
・「Audyssey MultEQ XT32」
Audysseyセットアップの測定結果に基づき、リスニング環境における時間特性と周波数特性の両方を補正します。
Reference:映画コンテンツに最適になるように補正します。
L/R Bypass:フロントスピーカー以外のスピーカーを最適に補正します。
Flat:小さめの部屋に最適となるように補正します。
オフ:“MultEQ XT32”を使用しません。
説明書には「“Reference”に設定することをおすすめします。」と書いてあります。
フロントスピーカーの実力を発揮させるには「L/R Bypass」を選んだ方が良いのでしょうか?
でもバイパスとあるので、フロントスピーカーに対しては何の補正もされないってこと?
だとすると我が家の環境だと問題あるかもしれない。
なんせフロント左は逆位相判定されているので。
今のところはReferenceを使用しています。
・「Audyssey LFC」
低音周波数帯域を調節し、隣の部屋に低音や振動が漏れることを防ぎます。
(併せて「抑制量」を1~7で設定,デフォルトは4)
これをオンにすることが必要な状況がありそう。
・「ウェブコントロール機能」
PCやタブレットのブラウザでAVR-X3800Hの操作ができます。
少し試しただけですが使い勝手は悪くなさそうでした。
設定が一覧表示されるので状況によっては便利そうな予感がします。
これを多用するならAVR-X3800H固定IPにしておいた方が良さそうですね。
と思いましたが、AVR-Remoteが起動できるならそこからウェブコントロールへ移ることができるので不便はないかと。
また「“ネットワークコントロール”を“常時オン”にするように」とのことです。
まとめ
思った以上に機能があるので、しっかりと説明書を読み込む必要があると感じました。
読んでも分からないこともたくさんありますが…
時間をかけてやっていくしかないですね…
少々気になることがあるので今回はここまでとします。
音質評価については次回以降のレビューに持ち越します。
次回は「フロント左スピーカーが逆位相になる原因の追究と改善は可能か?」について取り組みます。




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