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AMP対応やめました「1年以上AMP利用したけど、停止後の影響は...」

複数台スマホを扱う女性

複数台スマホを扱う女性

2018年6月27日にWordPressのAMP対応をやめました。AMP化したのが2017年2月15日だったので、1年以上利用してきましたがメリット感じられないことが解除要因です。

やめること自体は簡単でした。

このサイトはWordPress+Simplicity2(テーマ)で構築されているので、テーマのカスタマイズ項目のAMPを解除するだけです。

AMPを停止した場合は、AMPページからのリダイレクト等の対処が必要と言われていますが、何もせず自然にインデックスが解除されていくのを待ちました。

つまり、単純にAMPページを作成しないようにしただけです。

PVの減少など不安もありましが、目立った影響もなく徐々に通常ページに切り替わっていきました。

AMPをやめたいと考えている方、これからAMPに対応させたいという方の、どちらにも参考になるような内容にできればと思いこの記事を書いています。

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AMP導入当初の様子

2017年2月15日にSimplicity2の機能を使ってAMP化を行いました。その時の記事数は97でした。

当時の様子や、AMP化の手順については、以下記事をご参照ください。

参照 AMPそろそろ導入してもいいころ?『Simplicityで簡単対応!』

 

サイトの運営報告をしたことが無いので、AMP導入当初のPV遷移を書いておきます。

年月 月間PV AMP 投稿数
2017/01 8,102 0 12
2017/02 9,339 1,155 13
2017/03 15,312 4,076 10
2017/04 18,113 4,896 13
2017/05 23,572 5,998 17
2017/06 25,296 6,863 6

この期間は、月間PVは順調に伸びています。でもAMPのおかげというより、そこそこのペースで記事を投稿していたのがPV増加の要因ではないかと思います。
 
※AMPはAMPページのPVです。AMPページが表示された際、Simplicity2の機能により記事タイトルに”[AMP]”の文字が付加されます。AMPのPV数は、”[AMP]”の文字が含まれるページのPVをGoogleアナリティクスにて集計したものです。

AMP停止の影響

PVの変化

AMPをやめた前後のPV状況です。

年月 月間PV AMP 投稿数
2018/03 62,014 26,619 9
2018/04 60,626 26,429 4
2018/05 57,775 24,183 2
2018/06 59,801 24,433 5
2018/07 62,803 76 0

集計は7月28日分までです。全体の4割程度をAMPが占めるようになっていました。

記事の投稿が減れば、PV数も減るという推移に見えます。でも、6月27日のAMP停止の影響はなさそうな感じです。

AMPのインデックスが解除されるにしたがって、AMPページのPV数が減っていきますが、7月には極端に少なくなっています。思いのほかインデックスの解除が早いです。

インデックスが解除された後も、キャッシュにはしばらく残っているようでAMPページは表示されていました。

停止後のAMPインデックス

AMP停止後のインデックスの様子(Google Search Consoleより)

出典:Google Search Console

インデックス解除の速さが見て取れます。3日で8割がた解除されました。

1日あたりのクロール数

Google Search Consoleの「クロールの統計情報」から「1日あたりのクロールされたページ数」の画像です。

1日あたりのクロールされたページ数

出典:Google Search Console

AMP停止後、極端にクロール回数が減りました。AMPのために頻繁にクロールしてくれていたのでしょうか。

普段はひんぱんにサイトを更新しているわけではないので、クロールが減ったこと自体は問題とは思いませんが、サイトの評価が下がったりすると嫌ですね。(今のところそんなことは無いと思いますが)

AMPページへの直リンクはどうなるのか?

時には、AMPページをブックマークされてしまったり、SNSなどにシェアされてしまうこともあります。

AMPを停止した後に、AMPページの直リンクを開いたらどうなるかを調べてみました。

 

↓これがとあるページのAMP直リンクです。

 

開いてみたら「リダイレクトの警告」というページが表示されるようになっていました。文中の「https://tokui55.com/post-4763」は、本来のページのURLです。

AMP リダイレクトの警告

自動的にページが切り替わることはないようですが、どのページへのリンクだったのかは分かるようになっています。ちょっと安心しました。

AMP停止から1ヶ月経過しましたが、今のところ「リダイレクトの警告」ページは表示されています。このページもいずれ無くなるのでしょうかね?

AMP停止影響のまとめ

AMP停止後、404エラーなど問題が発生したら元に戻すつもりでした。まだ1ヶ月しか経過はしていませんが、問題らしい問題は無いと言って良いと思います。

AMPをやめる時のリスクを軽減するために、Google側でも対策がされているんだなと感じました。リスクが大きかったら、安易にAMPの導入ができなくなってしまうと、Googleも考えているのではないでしょうか。

 

AMP停止後に改善したこととして、「直帰率」があります。当ブログは直帰率が高めなのですが、3%ほど下がりました。

AMPページはシンプルな分、他の記事への誘導がされにくいのかもしれません。

AMPをやめた理由

一番気になったのは、サイトのサイトURLがGoogleになっているということです。

AMPを導入しているサイトも増えてきて、ある程度はAMPが認知されてきたのかなとは思います。でも、ブックマークやSNSでのシェアを考えるとURLが本来の物と違うというのは残念な気持ちになります。

AMP導入は、URLの仕組みが広く周知されてからでも良かったのかなと思うようになりました。

トレンドニュースを扱うようなサイトなら問題なかったかもしれません。

 

次にAMPページは非常にシンプルな構成になってしまうこと。

これはAMPの仕組み上仕方がないことですが、WordPress&Simplicityの場合は、コメントも表示されなくなります。コメントに重要な情報が記載されている場合も考えられるのでこれは困ります。

これも次第に解決はされていくでしょう。

Simplicityを開発された、わいひらさんが新たに発表したWordPress用テーマ「Cocoon(コクーン)」では、通常ページと見た目がほぼ変わらないようになっているそうです。

 

また、公式プラグインでも同様の動きが見られます。

参考 WordPressブログをAMP対応させる公式プラグインのバージョン1.0ベータ版が公開。“ネイティブAMP”が実現

 

上記以外では、AMPをやめるとどんな影響がでるのかに興味があった。(ほぼ何もなかったですが...)

Simplicity2からCocoonにテーマを変更したいと考えているので、不安要素は取り除いておきたかったことがあげられます。

 

今回はAMPをやめるという判断をしましたが、AMPには少なからずメリットもあるので否定するつもりはありません。状況が変われば再度AMP化することもあり得ます。

記事がバズっても自分のサイトに負荷が掛からないのは利点だと思います。バズったことないけど。

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