オーディオテクニカのヘッドホン「ATH-A55」のイヤパッドが、ボロボロになってしまったので交換しました。付属品はHP-A55ですが、上級グレード用のHP-A10にしました。
オーディオテクニカ ATH-A55
この写真はすでにイヤパッド交換済みです。
子供がヘッドホンが欲しいと言い出したので、買ったきりほとんど使っていなかったATH-A55を押し入れから引っ張り出してきました。
イヤパッドがボロボロに
持ち出してきた日は普通に使えていました。ちゃんと音も鳴っていて、「これなら使える」と子供に渡しました。
翌日、
子供が「なんだこれ、べたべたくっついてきた」って...
見てみると上の写真のようにイヤパッドがボロボロになっていました。
さすがに使い物にならないので、交換品を探します。古いヘッドホンですが、交換用イヤパッドは「HP-A55」という型番で、今も販売されていることがわかりました。
さらに調べてみるとHP-A55は、1~2年でボロボロになる場合もあるようです。
表面がひび割れているのに気付いたのはずいぶん前のことなので、あり得る話だとおもいました。
HP-A10に交換
ATH-A10やATH-A9X用の「HP-A10」がATH-A55にも使えるという情報が見つかりました。
形状は同じですが、表面の材質が違うようで長持ちしそうです。
ペアで2千円ちょっとで買えました。
裏面の形状により、左右が決まっているので取付マニュアルを見ながら正しく付けましょう。
オーディオテクニカのサイトからダウンロードできます。
製品に付属しているマニュアルは白黒のため分かりにくいです。ダウンロードすることをおススメします。
取り付けるのに30分ほどかかりました。慣れれば簡単ですが、初めてだとなかなか思うようにはまりません。それでも、根気よく作業しているとイヤパッドがほぐれてきて、はまるようになります。
片方できれば理屈が分かるので、もう片方は簡単です。
感触と音
肌ざわりというか耳ざわりはHP-A55の方がソフトな感じで良かったかな。ただ、ボロボロになってしまっては元も子もないので、しばらくこれで使ってみようと思います。
HP-A10の方が密閉度が高いような気がします。そう感じるのは表面の材質のせいでしょうか。中がこもって汗ばんできます。
音も交換前とちょっと違うような気もします。
ヘッドホンの音質評価は難しい?
ちょっと話はずれるけど、ヘッドホンは評価が難しいなと思っています。
というのも、「ヘッドホンは、自分の耳の性能が評価されている」という側面があると感じているからです。
目だって左右で視力が違ったり、色の見え方も違ったりします。
耳も左右で聞こえ方が違ってもおかしくないではないかと。
スピーカーなら音源から距離があるし、空間の音を両耳で聞くから、ごまかしがきくと思います。人は多少のずれなら勝手に補正してしまいますし。
ヘッドホンは直だから、変な揺らぎを感じたりバランスが悪いと感じるのは、耳のバランスが悪いからだったりして...
僕は音質評価を職業にしているわけでもないし、とっかえひっかえいろんなモデルを試聴できる環境にあるわけでもありません。買える価格帯にも限度があるしね。
ということで、自分の好みで評価すると。
イヤパッドを交換する前の方が好きな音でした。ATH-A55はあまり高音が出ない感じでしたが、交換したらさらに抜けが悪くなったような気がします。
ATH-A55自体は安イヤホンとは別世界です。普段安イヤホンしか使っていなかったので、引っ張り出してきて試聴したらびっくりしました。
ボカロよりも大江千里を聴くのに適しているなぁ~なんてね。
宇多田ヒカルのFantômeも良かったです。息づかいが分かるというか、今まで聞こえなかった音が聞こえます。
何より、子供が「これ、結構いいやつだね」って、気に入ってくれたので良かった。
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