太陽光発電を設置してもうすぐ5年、シミュレーション通り発電できてるか検証してみる

東向き8寸勾配屋根と好条件とは言えないなか、2012年7月に太陽光発電を取り付けました。もうすぐ5年になるので、導入前のシミュレーション通り発電/売電できているか検証してみます。

太陽光パネル パナソニック HIT233

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太陽光発電のシミュレーション

太陽光発電は見積もりのときに、発電量のシミュレーションをしてもらいます。発電量が分からないと太陽光発電を導入する価値があるのか判断できませんからね。

我が家もシミュレーションをもとに、導入する価値がある(元がとれる)と判断して5年前に設置しました。

シミュレーションの設定条件

気象観測地点岐阜
システム容量5.59kW(233Wx24枚)
方位東南東
勾配8寸

気象観測地点は我が家のある岐阜が選択されています。日本気象協会の「日射関連データの作成調査」から岐阜の日照時間をもちいて発電量を計算します。

システム容量は、取り付ける太陽光パネルがHIT233なので、233Wx24枚という計算です。5.59kWは一般家庭用ではまあまあ大きい方です。大きい方がメリットも大きくなります。

方位は太陽光パネルを取り付ける屋根の向きです。南向きが理想ですが、東西の切妻屋根なので東側にしました。

勾配は屋根の傾斜のことです。8寸は急勾配です。5~6寸勾配が良いとされます。

※シミュレーションによる発電量は、パネルメーカーや契約業者により保証されるものではありません。

シミュレーションによる発電量

単位:kWh

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月合計
発電量4114425825846725635866335084783983806237

年間発電金額

シミュレーションでは年間発電金額が次のようになっていました。

年間発電量:6,237kWh
年間発電金額:230,589円

 

年間発電金額の計算方法

年間の自己消費電力を1,500kWhと仮定
(自己消費電力は発電中に使った電力のことです。発電したけど、自分で使っちゃった分と言えば分かりやすいでしょうか?)

売電量をもとめる
6237kWh - 1500kWh = 4737kWh(売電量)売電による金額(42円は売電単価)
4737kWh x 42円 = 198954円
※電力会社からもらえる予想金額です。
自己消費電力を金額換算(21.09円は買電単価)
1500kWh x 21.09円 = 31635円
売電による金額:198,954円
自己消費電力を金額換算:31,635円年間発電金額
230,589円 = 198,954円 + 31,635円

太陽光発電のシステム容量が10kW未満の場合、余剰買取が適用されます。発電中に使った電力を差し引いて、残った分しか売ることができません。そのため、このようなややこしい計算になっています。

自己消費分は電気代として払うはずだった金額が、発電によりまかなわれたと考えます。シミュレーションではこの金額を出すのも大切なことです。設置に使った費用が何年で回収できるかを見極めるためです。

計算の結果、1年で回収できる予想金額が230,589円ということになります。

設置費用から市町村からもらった補助金を引いて、230,589円で割ることで回収に何年かかるのか予測できます。

※注意※
売電単価の42円は最初の10年間のみです。上記計算で回収に10年以上かかる場合は、10年目以降の売電価格も考慮する必要があります。また売電単価は年度により改定され、42円は2012年度に契約した場合の単価です。

我が家の太陽光発電システム

設置地域:岐阜県

屋根方位(設置面):東南東

太陽光パネル:パナソニック HIT233 24枚(5.59kW)

パナソニック HIT233 24枚設置

 

パワーコンディショナー:パナソニック VBPC255A3(5.5kW)

パナソニック パワーコンディショナーVBPC255A3設置

 

モニタ:ワイヤレスエネルギーモニタ(5型) VBPM35CC

パナソニック VBPM350C

 

発電実績

以下の実績値はワイヤレスエネルギーモニタから得られた値を利用しています。以下の計算により求められた売電金額は実際に電力会社から得られる金額とは異なります。

発電量

月別の発電量です。

単位:kWh

シム値2014年2015年2016年平均
1月411491430.5434.8452.1
2月442501.3442.9504.7482.9
3月582649.6619.1700.2656.3
4月584727.3551.6592.1623.6
5月672823.2813.8690.1775.7
6月563682.5618.5588.1629.7
7月586660.7582.3639.8627.6
8月633507.6639.6718.2621.8
9月508607.9515.8425.8516.5
10月478480.6603471.1518.2
11月398403354.8400.8386.2
12月380355.8378.1411.3381.7
合計62376890.5655065776672.5

赤字はシム値を下回った月です。年間累計ではシム値を下回った年はありません。5月の発電量が1年で最も大きくなる傾向ですが、2016年に限ると3月,8月に負けています。梅雨の時期がずれこんだり、気候の変化なども影響しているのかも知れません。

いまのところ、今年の5月も期待できません。

売電量

ワイヤレスエネルギーモニタで算出された売電量です。

単位:kWh

2014年2015年2016年平均
1月424.2358.4369.7384.1
2月440.3378.2438.4418.9
3月567.5536.2621.2574.9
4月636.3468.1509537.8
5月718.2704590.7670.9
6月571.2514.3488.1524.5
7月535.2464.8524.6508.2
8月396.2512.5587.9498.8
9月515.6432.8339.1429.1
10月402.8523.1388.2438
11月338.9297.5319.2318.5
12月290.7316.4315.4307.5
合計5837.15506.35491.55611.2
自己消費電力合計1053.41043.71085.51060.8
自己消費率15.2815.9316.515.8

自己消費電力は発電量から売電量を差し引いたものです。

年間発電金額の実績

発電、売電量とも3年間の平均値をもちいて計算します。

発電量:6672.5kWh

売電量:5611.2kWh

自己消費電力:1060.8kWh

売電単価(1kWhあたり):42円

買電単価(1kWhあたり):20.68円

買電単価は中部電力の電力量料金の1段階(最初の120kWhまで)を適用します。自己消費量を月換算すると120kWh未満なのでそうしました。

参考 中部電力|電気料金の計算方法 – 電気料金のしくみ

実際の電気料金はEライフプランで契約しているのでもう少し複雑です。Eライフプランは太陽光を設置したときに有利になるような電気料金プランなので、あえて計算には使いません。また、現在Eライフプランの新規契約は停止されています。

参考 中部電力|[電灯契約]Eライフプラン(3時間帯別電灯) – 新規加入廃止メニュー

 

年間発電金額の計算

売電金額:5611.2kWh x 42円 = 235670円

自己消費分金額:1060.8kWh x 20.68円 = 21937円

年間発電金額:257,607円

 

まとめ

中部電力から振り込まれている金額を集計すると、年間23万円前後です。上で計算した売電金額を若干下回ります。

これはワイヤレスエネルギーモニタの値から算出していることによる誤差があるでしょうが、エコキュートの消費電力が加味されていない影響が大きいと思います。エコキュートは契約電流から除外して取り付けているからです。

通常電気は何A(アンペア)まで使えるかという契約をします。30Aとか60Aのように。エコキュートはこの中に含まないような取り付けが許されています。そのためワイヤレスエネルギーモニタで消費電力を拾うことができないのです。

エコキュートは午前7時前には湯沸かしを終わるようになっているので、基本的には太陽光発電が始まるころには止まっています。ただ我が家の場合、設置面が東側なので早朝から発電が開始されます。少なからず影響はあるものと思われます。

 

年間発電金額は257,607円となりました。エコキュートの分を考慮しても十分なものです。光熱費全体では、ガス料金が大きく削減、Eライフプランにより電気料金も削減されました。

Eライフプランは日中の電気代がすごく高くなる半面、夜間(23時以降)はものすごく安くなります。電気代の高い日中は太陽光で発電した電力を自己消費して、電気代の安い夜間にエコキュートでお湯を沸かすというコンボです。

太陽光発電の設置は、単純にどれだけ発電、売電できるかではなくトータルコストで考える必要があります。今のところ順調と言っていいと思います。

 

太陽光発電
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