シエンタ(170系)ナビレディパッケージ装着車にカーナビ Panasonic CN-RA03WDを自分で取り付けました。シエンタは作業がしやすい車なので、特に苦労するようなことはありませんでした。手順と注意点などをまとめます。
シエンタ X 2WD ガソリン車
・スマートエントリーパッケージ
・ナビレディパッケージPanasonic Strada CN-RA03WD
(CN-RE03WDと同等品です)
取り付けたナビ、使用した部材について、詳しくは事前準備編をご覧ください。
関連記事 【DIY】シエンタへのカーナビの取り付け『事前準備編』
シエンタ 内装の外し方
内装剥がしの作業工程
1.センターパネル
(ナビ取り付け位置)
2.運転席ハンドル奥のパネル
(エンジンスタートボタンが付いているパネルです。)
3.メーター下パネル
4.助手席アッパーボックス
(グローブボックス?)
5.左右Aピラートリム
シエンタの内装剥がしは全体的に難易度が低いです。車内も広いしかなり簡単な方だと思います。トヨタ車は全般的に簡単なのかも知れませんが。(過去に乗っていたホンダ車は、難しいというか面倒でした)
コツは『難しそうだな』と思うところを最初にチャレンジすること。難しいところを最後に残してそこで行き詰るとショックが大きいです。
内装の剥がし方をじっくり知りたいという方はDVDを利用してみるのも良いでしょう。このDVDには内張り剥がし工具も付いてくるので即実践できます。
では、作業に取り掛かります。
1.センターパネル
シエンタをオーディオ(ナビ)レスで購入するとオーディオカバーが付いています。
写真の赤いところに指を掛けて手前に引っ張るとスコと爪が抜けます。パネル全体に爪があるので、最初抜いたところを起点に周りも抜いていきます。
シフトレバーにぷちぷち巻いてます。ぶつかって傷が付くといやなので。
全部の爪が抜けたら、手前に大きく引っ張ると外れます。
ハザードボタンの裏側にコネクタが刺さっています。完全にパネルを取り外すにはコネクタを抜く必要があります。配線の長さには若干余裕あるので、外したパネルの裏側を覗くとコネクタが見えます。
次の画像の赤丸がハザードのコネクタです。
次にオーディオカバーを外します。
ネジ4本で留められているのですべて外します。
上段のネジは奥まったところにあるので、軸の長いプラスドライバーが必要です。また先端が磁石になっていないとネジを落としてしまいます。(左側にも同様のネジがあります)
オーディオカバーが外れました。カバーの背面にはナビ取り付け金具が付いています。あとで必要になります。
【車両コネクタを引っ張り出す】
センターパネルの取り外しができたら、内部から車両コネクタを引っ張り出します。(ナビを取り付ける直前でもかまいません)
2.運転席ハンドル奥のパネル
2と3の作業は、まとめた画像になっています。
まず、ハンドル奥にある「オレンジのラインが入っているパネル」を外します。オレンジラインに手をかけて、手間に引っ張ると外れます。エンジンスタートボタンと時計合わせのボタンのコネクタが刺さっていますが抜かなくても作業に支障はありません。
3.メーター下パネル
メータ手前の小さなパネルが外せます。下から押し上げると簡単に外れます。外しておくとこの先の作業がしやすくなります。
4.助手席アッパーボックス
外すのは上段のボックスです。
ボックスの中を覗いて、①②のネジを外します。次に③の位置に手を突っ込んで下に押し下げます。いくつかの爪が外れます。指が入りにくいので内装剥がしツールなどを使いましょう。
上面の爪がすべて外れたら手前に引っ張ります。
ボックスが抜けたところです。右側の奥の爪は簡単に外れたのですが、左側がなかなか外れませんでした。
↑↓の画像の青丸のところで引っかかってました。いくら引っ張っても抜けないはずです...
ここが一番難易度高かったです。
5.左右Aピラートリム
ピラートリム(ピラーの内張り)を外します。
モールを剥がさなければならないので、慣れないと緊張します。接着等はされていないので引っ張ればモールは剥がせます。べろーんと行っちゃってください。はめるのも簡単です。
ピラートリムを外す前に、地デジアンテナの貼り付け位置をある程度決めておきましょう。フロントガラスの周縁のセラミック部、もしくはピラーの端から25mm以内にアンテナの給電端子を納める必要があるからです。端に貼りすぎてピラーカバーに、はさまれてしまわないようにも注意が必要です。
ピラートリムはまず①の方向に引っ張ってスナップピンを外します。次に手前(②の方向)に引き抜きます。
地デジアンテナの取付
CN-RA03WDには計4枚のフィルムアンテナが付属しています。フロントウィンドウ上部に4枚並べて貼り付けるのが基本です。
ただし、フロントウィンドウに車載カメラがなどが設置されている場合は、取付説明書では次のような貼り付け位置を推奨しています。
我が家のシエンタには車載カメラは付いていません。でも、この図にしたがって貼り付けました。シエンタはルームミラー付近がドット加工されているためです。無理にドットの上に貼り付けて、剥がれてきても困るので。また、ドライブレコーダーを付けることになっても設置場所に困らなくてすみます。
説明書に110mm間を開けてとあるので、定規で測ってテープで印を付けておきました。その後、クリーナーでガラスを拭いてフィルムの貼り付けです。
フィルムが十分に貼りついたことを確認してから、給電端子の貼り付けです。
アンテナの配線は既存の配線に結束バンドでくくりつけました。ピラートリムを取り付けることで、配線を圧迫することになるので若干たるませるようにしましょう。
アンテナの配線をダッシュボード内部に引き込みます。
下に落としたアンテナ線を引き出します。手が届かないので針金を使って引っ張り出しました。思ったよりうまくいきました。
あとは、この配線をナビ取り付け位置まで引っ張ります。運転席周りのパネルが外してあるので、これは簡単です。
フィルムアンテナの取り付けは初めてだったので緊張しました。貼り付け位置に関してはケンウッドの取付説明書がとても参考になりました。
GPSアンテナの取り付け
取付説明書には、【必ず車室内(ダッシュボード上のガラス付近)に取り付けてください。】とあります。
ダッシュボード上に貼り付けるのが基本ですが、ダッシュボード内に取り付けました。GPSの電波はガラスを通すくらいなので、ダッシュボードの樹脂くらいなら問題なく受信できます。※ただし自己責任でお願いします。
センターパネル内部を覗いて、GPSアンテナを貼り付けられそうな平らな部分を探しました。エアコンのダクトかな?、中央一番奥に良い場所がありました。(受信感度は問題ありませんでした)
ナビに取付金具を付けます
この金具はオーディカバーに付いていたものです。
ナビ本体にはいくつかネジ穴が開いていますが、トヨタ用として使う位置が決まっているので合わせて取り付けます。ネジはナビに付属しているものを使います。
配線を車両に取り付け
事前準備で作成した配線を車両コネクタに取り付けます。
シエンタの車両コネクタを確認します。2本使わない配線があります。
コネクタの形が違うので間違うことはありません。電源用アースは画像の矢印のところに取り付けました。
ナビ本体の取り付け
いよいよクライマックスです。ナビの背面に、GPS,地デジ,ラジオアンテナとナビ配線2本を挿しこみます。
ナビのアースとパーキングブレーキはナビ取付金具のネジに挟み込みました。
あとは、これを押しこむだけです。助手席アッパーボックスが外してあるので、そこから左手を入れて配線を引っ張り込みます。
内部スペースが十分にあるので、それほど無理をしなくても収めることができると思います。綺麗にってなると難易度激高になりますが...(^_^;)
収まったらネジ4本を取り付けて...インパネをすべて戻して...
完成です!
まとめ
地デジアンテナの貼り付けに一番時間がかかりました。作業自体は難しいものではありませんでしたが、やり直しがきかないため慎重になります。
工賃を浮かせられることも利点ですが、自分でやれば何もかも自由なのが良いです。うまく取り付けられると達成感もあるし、なにより自分の車に愛着がわきます。
シエンタはインパネは外しやすいし、内部のスペースにも余裕があるのでチャレンジしてみるには良い車だと思います。
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コメント
突然すみません
ナビ周りのパネルの品番って分からないでしょうか??
よしださんへ
調べられる手段が無く、分からないです。
お力になれず申し訳ありません。