うちのテーブル筐体は液晶モニターが搭載されているのですが、応答速度が遅く残像が目立つので交換することにしました。
交換に用いた液晶モニターはIOデータ製の『LCD-AD192SEDSW』です。
テーブル筐体で液晶モニターを使う場合、下方からの視野角が問題になりますが、LCD-AD192SEDSWはぎりぎりセーフかなというところです。
これ以外の選択肢も無いわけではありませんが、価格手的なことも含めてベターな選択だと思います。
テーブル筐体について
三木商事よりレストアおよび液晶モニターへの交換がされたテーブル筐体を購入しました。
搭載されている液晶モニターは「EIZO FlexScan S1921」です。
この液晶モニター、視野角は申し分ないんだけど残像がねぇ。
LCD-AD192SEDSWについて
使用する液晶モニターはIOデータ製のLCD-AD192SEDSWです。
19インチスクエアモニターの中で、(比較的)液晶の視野角が広く、応答速度が速いものです。
分解せずにテーブル筐体の中に設置するなら黒のLCD-AD192SEDSBを選んだ方が良いでしょう。
画面右下に操作ボタンが付いています。
テーブル筐体に取り付けた後も、操作できるようにしておきたいです。
LCD-AD192SEDSWの入力端子です。
DVIとVGA端子があります。
必要最低限ですが用途を考えれば問題ないでしょう。
スピーカー内蔵なので音声入力端子も装備しています。
LCD-AD192SEDSWの分解
まず、スタンドを取り外します。
説明書に記載されている手順で簡単に外せました。
背面カバーを外します。
矢印の先にある四角い穴を起点にして、隙間を広げていきます。
マイナスドライバーを突っ込んで引きはがしました。
少々破損しましたが戻すことはないので良しとします。
隙間を全体に広げていくと背面パネルが外れます。
操作パネルのネジも外します。
隣に見えるベゼル固定ネジも2本外します。
あとはベゼルを外せばOKです。
液晶ユニットの取り出しが完了したので、テーブル筐体の作業に移ります。
テーブル筐体へ取り付け
まずはトップガラスの取り外しから始めます。
三木商事のテーブル筐体は液晶モニターが天板に固定されているので、トップガラスを外す必要があります。
天板角の金具を外します。
下からのぞき込んだら、2本のネジで固定されていました。
金具は手前の2個だけ外して、後方はネジを緩めるだけにしました。
トップガラスを取り除きます。
液晶モニター周りの黒枠はエスカッションと呼んでいいのだろうか?(名前がないと説明しにくいのでエスカッションとしておきます)
液晶モニターはエスカッションに固定されているので、エスカッションごと引き抜きます。
これが「テーブル筐体用 液晶モニター取り付けキット」というところでしょうか。(この形状のものを三木商事がヤフオクに出品しています)
裏面です。
モニターは「EIZO FlexScan S1921」です。
矢印のところのネジでモニターが固定されています。
液晶モニター固定用金具を取り外します。
この金具、ネジの取り付け位置の自由度が高いです。(おかげでモニターの交換ができました)
よくできています。
LCD-AD192SEDSWの液晶パネルのネジ穴です。
S1921と同じような位置にネジ穴がありました。
液晶モニターを固定するネジは、自作PC用にストックしてあったネジ(写真左)を流用しました。(ドライブ取り付け用かな?)
S1921に取り付けてあったもの(写真右)は長すぎてLCD-AD192SEDSWには合いませんでした。
金具とエスカッションを付けてみましたが...LCD-AD192SEDSWは液晶パネルが薄いためかエスカッションとの間に隙間が目立ちます。
ということで隙間を目立たなくするための措置を取ります。
まずは、液晶パネルの縁を黒くします。
都合の良い黒テープがないので、元の液晶モニタに貼り付けてあったテープを剥がして移植しました。
アセテート系の絶縁テープですかね?
簡単に手に入る黒いテープとなると、ビニールテープになりますがベタつきが出ると厄介なので使いません。
ついで隙間を埋めます。
ダイソーで隙間テープを買ってきました。
隙間テープはエスカッション側に貼り付けます。
ふたたび金具とエスカッションを取り付けて...
テーブル筐体に設置します。
振り出しに戻った感。
でも、ちゃんとモニターはLCD-AD192SEDSに変わっていますよ。
隙間もうまい具合に治まりました。
トップガラスを戻してテストプレイ。
うん、いいね。
LCD-AD192SEDSの操作パネルについて
筐体内部でのモニターへの配線は以下のようになっています。(割と綺麗にできた)
操作パネルです。
ショートを防ぐため操作パネルをプラスチックのパーツに固定した上で、液晶背面に両面テープで貼り付けました。
プラスチックパーツはベゼルを切り取ったものです。
切り取ったものに操作パネルを上下逆にしてネジ止めしています。
LCD-AD192SEDSの背面ユニット脱落
テーブル筐体のメンテをしようと思って、ぱかっと開けたら、ぱかっと液晶モニターの背面ユニットが外れていました。
外れたのは赤色の矢印のボックスです。
電源ケーブル等で支えられていたため大事には至りませんでしたがとても危険な状態でした。
このユニットはネジ止めされていないようです。(両面テープでくっついているだけ?)
それとも分解し過ぎたせい?
とりあえずワイヤーで固定しました。
同モニターをご利用の方もご注意ください。
まとめ
「LCD-AD192SEDS」と「EIZO FlexScan S1921」のスペック上の視野角は同等ですが、画面下方から覗き込んだ時は明らかにS1921の方が明るく見えます。
S1921は良いモニターでしたが、応答速度が20msと遅いのが残念です。
ゲームプレイ中に遅延を感じることはありませんが、いかんせん残像が出てしまいます。
多少画面が暗くなっても、残像の無いLCD-AD192SEDS(応答速度 約5ms)の方がゲームプレイには向いていると思います。
コメント
ゆうぱぱさん。はじめはして。
自分は、テーブル筐体にアイオーデータ EX-LD2071TB(視野角度:上下 160°)を
組み込んで使っております。当然、そのままだと暗いのですが、上下逆に取付し
表示させると非常に見やすくなります。
試してみてはいかがでしょうか。
ぱぱぴぃさん
あれ?、そのモニターはと思いながら確認してみたら、家にも「EX-LD2071TB」がありました。
画面を確認してみましたが、視野角がかなり上方寄りに振ってありますね。
上下逆に取り付けるのは良いアイデアだと思いました。
LCD-AD192SEDSは上下の視野角には有効な差はなさそうです。
今は部屋の照明を少し落とすことで対応しています。
なんという偶然でしょうか。同じモニタがあるとは。
視野角等、何も考えず、値段だけで購入してどうしたものかと思いましたが
偶然、逆から見たらいい感じになったので。
テーブル筐体の中身は、ラズパイ3Bとアマゾンで激安の中華アンプをいれています。
しかも、ゲーセン椅子赤2台あり、さらに、X68000 ACE HDもあります。
そして、ハイスコアガールにハマりました。
他人とは思えない・・・。
高校1年双子(男)の父親、ぱぱぴぃでした。
ぱぱぴぃさん
EX-LD2071TBは旧ブログ時代に買ってました。
もちろん値段がすべてです。
↓当時の記事
https://plaza.rakuten.co.jp/route21/diary/201603150000/
x68k現役ですか、いいですね。
電源が入らなくなったときに処分してしまいましたが、当時もっていたものは「X68000 ACE HD」です。
EXPERTが発売されて安くなったところを狙いました。
プロフィールでは、上の子は高校生となっていますが現在大学1年です。
下の子(男)は高2で自粛期間中は毎日ゲームです。
ハイスコアガールは家族で見ていたので、高2の息子はハイスコアガールにでてきたレトロゲーをやりたいと言ってます。
まさしく他人とは思えない状況で驚いています。
今後ともよろしくお願いします。