スマホがなくなっても、「信頼できる」デバイスがなくても、2段階認証ができる体制を整えておきます。「スマホが壊れた!」「スマホを紛失した!」なんてことが、ないとは言えませんからね。
Google 2段階認証は強力であるがゆえに、認証手段のバックアップを考えておくことは大切です。
予備手順の2番目を設定
スマホに依存しない予備の手順は次の3つです。
バックアップ コード
パスコードを印刷しておく、というかなり原始的なバックアップ方法です。でも、紙ならどこでも持って行けるので、出張先でスマホが壊れても誰かにPCを借りればGmailが開けます。財布にでも入れておけば安心ですね。紙なので壊れないし。
認証システム アプリ
認証用アプリをインストールした端末(Android,iPhone)で、確認コードが取得ができるようになります。アプリが動けばいいので、ネットにつながっている必要もありません。自宅用のwi-fi専用タブレットにセットしておくといいかも。
セキュリティ キー
パソコン用のUSBキーを登録しておいて使うものです。USBキーを別途購入しなければならないので導入には敷居が高いです。僕は使いません。
『バックアップ コード』の作成
バックアップコードの欄にある「設定」をクリックすると、いきなりコードが表示されます。他の手順は何もありません。
8ケタの数字が10組表示されました。1つのコードは1回しか使えません。使ったものにはチェックが付けられるようになっています。
「ダウンロード」と「印刷」ができるので保管形式としては十分でしょう。
印刷を選ぶと2枚印刷されるようになっていました。ダウンロードはテキストファイルです。テキストファイルの名前は”Backup-codes-アカウント名.txt”となります。
ちなみに、アカウントが伏せてあるとはいえ、「バックアップコードを載せてしまっていいの?」と思っている方もいるかも知れません。でも、心配はいりません。
掲載しているコードはすでに使えなくなっています。「新しいコードを取得」することで、現在のコードが使えなくなります。
最大10個しか持てないのでいくつか使った後や、印刷した紙を紛失したときは再取得すれば良いということになります。
『認証システム アプリ』のセットアップ
ここまでやる必要はないかなと思わなくもないけど、せっかくなのでとことんやりましょう。ということでタブレット(Amazon Fire HD 8)を使って進めていきます。
まずは、タブレットに『Google 認証システム』アプリをインストールします。
このアプリでQRコードを読み込む必要があるので、先に入れておきましょう。
パソコンから認証システム アプリの設定を開始します。認証システムアプリの欄にある「開始」をクリックします。
使っているスマホやタブレットに合わせて選択します。Fire HD 8なのでAndroidを選んで次へ進みます。
画面が変わってQRコードが表示されます。これをタブレットでスキャンします。
ここからタブレットに操作を移ります。アプリを起動して開始します。しばらく説明が続くので、次々と進めてください。
次の画面になるまで進めます。
「バーコードをスキャン」を選択して、パソコンの画面に表示されているQRコードを読み取ります。QRコードが正常に読み取れないときは「提供されたキーを入力」で進めます。
バーコードスキャンが正常にできると、次の画面になります。6ケタの数字が表示されます。
ここでパソコン操作に戻ります。まだ、QRコードの画面が表示されていると思うので、次へを押してください。
次の画面にはコード入力欄があるので、タブレットを見ながら6ケタの数字を打ち込みます。打てたら確認を押します。
これで設定完了です。
タブレットのアプリは6ケタの数字を表示するだけのものです。この数字を使って2段階認証を行います。数字は30秒ごとに更新されるので、覚えておいても再利用することはできません。
2段階認証プロセス 2つ目の手順
これで何があっても怖くない?
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