パイオニア AVレシーバー VSX-S520を買いました。
『ネットワークオーディオが欲しい』、『AVアンプも欲しい』、どちらを買うかで悩みましたが、VSX-S520にはどちらの機能も付いています。
1台で2度おいしいVSX-S520。
購入のきっかけから、VSX-S520とTX-L50を比較してVSX-S520を選んだ理由までをまとめます。
VSX-S520購入のきっかけ
ここ1ヶ月ほどで、スピーカーを刷新してきましたが、当初はAVアンプの買い替えは予定していませんでした。
なぜ急に買い替えることになったのか...
1.スピーカー S-A77TBの音質改善
2.ネットワークオーディオプレーヤーが欲しい
という微妙な理由です。
(悩んでいる最中にYahoo!ショッピングでセールが始まってしまって、焦って購入したことは内緒です)
スピーカー S-A77TBの音質改善
VSA-AX3のバイアンプ駆動で、十分いい音で鳴っているとは思っていました。
でも、アンプによって音が激変するとネットに書き込みがあったので「アンプを替えてみたい」という衝動に駆られました。
また、長年アナログアンプのVSA-AX3を使ってきたので、デジタルアンプへの興味もありました。
音質改善を最大の目的としているなら、もう少し上位製品をターゲットにしなければならないのかもしれません。
ネットワークオーディオプレーヤー
こちらが購入理由の本命です。
パソコンなどを使わずにFLACやMP3が再生できたら便利だなぁと考えていました。
今使っているBDプレーヤーのBDP-S6200にはFLACを再生する機能が付いています。リモコンで操作できるので、パソコンを利用するよりは手軽です。
でも、モニターが無いと選曲などの操作をすることができないんですよね。
操作性が良くて、安価なものを探したら「ネットワークオーディオプレーヤー」なるものがあることを知りました。
パイオニアの「N-30AE」なら本体フロントパネルに液晶画面が付いているし、なんならスマホアプリ(Pioneer Remote App)で曲を選んで再生することもできちゃいます。
まさに「これだ、これ」って感じでした。
さらに調べてみると、ONKYOにも「NS-6130」というプレーヤーが...
しかもこちらはさらに安い。
安いにも関わらず、NS-6130はN-30AEの兄弟機みたいで、基本機能はそっくりです。
で、NS-6130には液晶画面は無いけれど、こちらもスマホアプリからコントロールできます。
また、NS-6130にはN-30AEには無い、同軸デジタル出力端子が付いています。
スマホで操作できるなら液晶画面付きにこだわる必要も無く、同軸デジタル出力ができた方がいいな、とNS-6130に傾きかけていました。
さらにネットワークオーディオプレーヤーについて調べているうちに、AVアンプ(AVレシーバー)にも同様の機能が付いているものがあるということを知りました。
なんと!パイオニアのAVレシーバーの中にも、スマホアプリから操作できる音楽プレーヤー搭載機があったんです。
スマホアプリ
「Pioneer Remote App」に対応するのは『2016年発売以降のAVレシーバー/ネットワークオーディオプレーヤー』だそうです。※2016年以降の発売であっても非対応の製品もあるのでご注意ください。
そして、Pioneer Remote Appに対応したAVレシーバーの中で、VSX-S520であれば前述のネットワークオーディオプレーヤーと価格もさほど変わりません。
ということで、VSX-S520の購入を検討することになりました。
VSX-S520でのFLAC再生
VSX-S520購入後に音楽再生機能を試しました。
次の画像は「Pioneer Remote App」のAndroid版で、VSX-S520に接続したUSB HDDから音楽を再生している様子です。
HDD内の曲を一覧表示して選択するだけなので、操作性としてはまったく問題ないです。
これがやりたかったんですよね、理想的です。
VSX-S520とTX-L50を比較
VSX-S520にも兄弟機があります。
ONKYOの「TX-L50」です。
欲しいのは「デジタルアンプ搭載のAVアンプ」「スマホアプリから操作できるネットワークオーディオプレーヤー」(そして低価格)ですので、どちらの機種も当てはまります。
価格はTX-L50の方が、少しだけ安いです。
基本的なスペックは同等なので詳細までの較はしません。気になった点、選択の決め手になった点のみを書き出します。
VSX-520の外観
外観のデザイン自体は似ていますが色が違います。
TX-L50の外観
VSX-S520はフロントパネルがシルバーなので、アルミっぽく見えますがプラスチックです。TX-L50もプラスチックだそうです。
フロントパネルに配置されている機能(ボタン等)は違いますが、セットアップさえ完了してしまえば操作はリモコンとスマホからになるので問題はないかと思います。
外観に付け加えるとすると、リモコンのデザインが大きく違いますが、ボタンの数,機能には大した違いはないので、こちらも気にかけるほどではありません。
外観で唯一気になるのが、自動音場補正をする際に使うマイクを挿しこむ端子の位置です。
VSX-S520は前面、TX-L50は背面になります。
セッティングが決まってしまえば不要と言えば不要だけど、マイク入力は前面にあった方が便利かなと思います。
搭載されている主な機能やスペックの違いは特に無さそうです。
スマホ用アプリは、パイオニア「Pioneer Remote App」,ONKYO「Onkyo Controller」と別々に用意されています。互換性があるみたいですが、真相はわかりません。
※あくまでもネットで集めた情報です。どちらを選択するか迷っている方は、ご自身でも調べていただくようお願いします。
VSX-S520を選んだ理由
価格が安いTX-L50で良いかなと決めかけたときに、VSX-S520の商品の特長に気になる一文を見つけました。
本格派ホームシアターを堪能する、高音質と最新機能をスリムなボディに凝縮。パイオニアが培ってきた高効率Class Dアンプ技術の採用により、スリムなボディにコンポーネントの性能をそのまま凝縮しました。VSX-S520は高さ7cm奥行き約32cmというスリム&コンパクト設計で、多くのAVラックに収納が可能。さらにブラックカラーが多いAVレシーバーの中で、リビングインテリアに合わせやすいシルバーカラーを採用しています。
引用:https://jp.pioneer-audiovisual.com/components/avamp/vsx-s520/
また、機能詳細のページには『上級機ゆずりのノウハウでチューニングしたClass Dアンプ搭載』とも書いてあります。
一方、ONKYO TX-L50のページには...
高効率で高音質なClass Dアンプを採用し、入力段からパワーアンプ部まで信号劣化の少ないデジタル伝送することで、薄型化とクオリティを両立させました。さらに、オンキヨーの音質に対するこだわりを実現するためにエンジニアが徹底的に試聴を繰り返しながら部品選定やチューニングを行いました。Class Dアンプの電源部にはオーディオ電源用として、オンキヨーカスタムコンデンサーを採用し豊かな低域とボーカルのふくよかさを再現。ノイズ対策と音質対策を両立させるため、パワーアンプ部と電源部をトータルで自社設計するとともに、最適なフィルターや6層のデジタルメイン基板の採用などノイズ対策も万全に行うなど、長年のノウハウを注ぎ込み、単品オーディオクオリティを確保しつつ、各チャンネル80Wのハイパワーを実現しています。
引用:https://www.jp.onkyo.com/audiovisual/hometheater/txl50/technology.htm
『オンキヨーカスタムコンデンサーを採用』とのこと。
また、自動音場補正はONKYOの「AccuEQ Room Calibration」に対して、パイオニアは「MCACC」となっていて若干機能差もあるようです。
兄弟機(OEM)であったとしても、魂は別と言うのであればパイオニア機を選ばないという選択肢はありません。
だって、パイオニアファンだから。
▼VSX-S520のレビューなど▼
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