S-A77TB パイオニアトールボーイスピーカー【レビュー】

ホームシアターのメインスピーカー(フロント2本)を「パイオニア S-A77TB」へと入れ替えました。

これまでは「CELESTION F30」というトールボーイタイプを使っていましたが、かねてより気になっていたS-A77TBを手に入れることができました。

古いものですが、いちおう(入手できて嬉しいので)レビューしておきます。

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パイオニア S-A77TB

パイオニア S-A77TB
形式  トールボーイフロア型
スピーカー構成 3ウェイ+スーパートゥイーター方式
  ウーファー 16cmコーン型×2
  ミッド/トゥイーター 同軸13cmコーン型/3cmドーム型
  スーパートゥイーター リボン型
インピーダンス
再生周波数帯域 35Hz~120kHz
出力音圧レベル 89dB/W(1m)
外形寸法 274(W)×1075(H)×366(D)mm
質量(1本) 37kg
価格(1本) 89,000円(税抜)

高さが1mを超えるトールボーイスピーカーです。

リボン型スーパートゥイーターで、120kHzまでの超高域を再生します。聞こえませんけどね。耳で聞くんじゃなくて感じるんでしょうかね?。

S-A77TBのリボン型スーパートゥイーターとスーパーワンポイント同軸ユニット

 

16cmのウーファーを2機搭載しているので、低音も期待できます。

S-A77TBのウーファー

発売が2004年なので、初期に出荷されたものなら15年ものになります。

もちろん生産、販売は終了しています。

CELESTION F30

比較対象にできるのが「CELESTION F30」しかないので、まずはF30の評価を簡単にまとめておきます。

両端に置いてあるトールボーイスピーカーがF30です。

CELESTION F30をメインスピーカーとしたホームシアター

 

CELESTION F30
形式  トールボーイフロア型
スピーカー構成 3ウェイ
  ウーファー 13cm×2
  トゥイーター 1.9cmチタンドーム
インピーダンス
再生周波数帯域 55Hz~20kHz
出力音圧レベル 90dB
外形寸法 198(W)×900(H)×272(D)mm
質量(1本) 13kg
価格 実売価格 2本で5万円

 

CELESTION F30 サランネットを外した様子

AVアンプのVSA-AX3を使ってバイアンプ駆動しています。

 

F30はペア(2本)で5万円というカテゴリーの中で評判が良かったスピーカーです。

切れのある音という感じでは無く、ゆったり系の音。

F30以前に使っていたスピーカーとキャラが全く正反対だったため、初めてF30の音を聞いたときは「スロー再生してる?」って勘違いするほどでした。

今思うと、これは「音が遅く聞こえる」ということでなはく、より滑らかに音が聞こえていたのでしょう。

30フレームの映像と60フレームの映像だと、滑らかな60フレームの方はスロー再生っぽい感じを受けるような?

情報量が多いってことなのかもしれません。

2chの過去ログにこんな書き込みがありました。

290:名無しさん@お腹いっぱい。 2007/09/16 17:58:21RSDPLwbC
スピーカースレの過去ログでF30が良いという書き込みを見つけたんですが、
ピュア的な使用に耐えれるんですかね?

291:名無しさん@お腹いっぱい。 2007/09/16 18:13:37kbDuhY74
>>290
エンクロが確か塩ビ製で高級感は無いが、それを逆手にとって
良い意味で箱を鳴らせた朴訥で落ち着いた優しい音。
下も割りとしっかり出る。
好みの音にもよるが、製品としての音は明らかに価格以上。
十分に使える。

ひと言のレビューだけど、すごく良い表現だと思います。

我が家ではAVアンプで鳴らしていたんだけど、シングルアンプとバイアンプ駆動では月とスッポン(表現古いな)なので、それなりに駆動力あるアンプで鳴らしてあげると楽しめるでしょう。

映画を観るのにも、音楽を聴くのにも、どちらも価格以上の満足度を与えてくれたスピーカーです。

S-A77TB設置後の様子

仮設置の状態の写真しか残っていませんでした。

S-A77TBを仮設置しました

この後ちゃんとS-A77TBを設置したんだけど、その際撮影するのを忘れていたようです。(この後さらに環境を変えてしまっているため、今撮影してもその時の状態ではなくなってしまっています)

 

その他使用機器
AVアンプ パイオニア VSA-AX3
CDプレーヤー パイオニア PD-HL1
BDプレーヤー ソニー BDP-S6200
Cスピーカー ONKYO D-307C
SRスピーカー DIATONE DS-103V

 

オーディオラック

S-A77TBもF30と同じく、VSA-AX3でバイアンプ駆動しています。

S-A77TBの感想

以下は2chソース(CD)による感想です。

「今まで聞こえなかった音が聞こえる」というのは、スピーカーを問わずオーディーの評価でよく聞くフレーズですが、音が増えたというより「これが音像定位ということか!」という耳からウロコが落ちる心境です。

眼をつぶるとスピーカーが消えて、それぞれの位置に歌い手、楽器演奏者が現れます。

マスタリングをおこなった方の音遊びみたいなのを感じ取れるのが楽しいです。

また、録音の良くないライブ物よりも、スタジオで作られたCDの方が臨場感があったりもします。

 

同じタイトルのCDで、オリジナル版とリマスター版を持っているものがあります。

聞き比べてみるとリマスター版の方が音が悪く聞こえます。

コンプレッサの影響かな?荒っぽく聞こえちゃいます。

F30だと、どのソースもそつなく再生してくれたので、樹木希林さんじゃないけれど...

S-A77TB「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」

F30「美しい方はまあまあ美しく、美しくない方もまあまあ美しく」

こんな感じかな。

 

どこまでボリュームを上げても騒がしくなりません。

S-A77TBはガッチガチの作りなので、「エンクロージャーは微動だにしない」と言っても良いくらいで、常に前に音が出てくる印象です。

 

F30はボリュームを上げると、スピーカー全体から音が出ている感じになってしまいます。これを騒がしく感じてしまうことがありました。

これはコンセプトの違いが影響していると考えられますし(価格も倍違うし)、一概にF30がダメだと言っているわけでは無いことをは理解ください。

F30とS-A77TBの性格は真逆という印象です。そのためS-A77TBの良いところをあげると、F30をディスってるようになってしまうきらいもあります。

S-A77TBのレビューなので、仕方がないことですが。

 

S-A77TBの音質評価

音量をある程度上げないと音がこもった感じになってしまいます。

特に鳴らし始めは「こんなに音悪かったかな?」と思ってしまうほどです。音量を上げてしばらく聞いていると何事も無かったかのように鳴りはじめます。

中古なのでエージングはそれなりにされていると思われますが、しばらく使われていなかったのかもしれません。

能率はとびぬけて低いということもないと思うけど、パワーのあるアンプでないと鳴らしきれないということも考えられます。

ネットで調べてみると、アンプを変えることで激変したというブログ記事もありました。

アンプかなぁ...

 

低音は控えめ

空気が震えるような低音はでません。

バスレフ(フロントバスレフですしね)や筐体を響かせて低音を稼ぐタイプのスピーカーではないので、これは致し方ないことだと思います。

まあ、スピード感のある低音といっておきましょう。

 

中高音は良く鳴りますが、特筆すべきことはいまのところ無いですね。

低音も高音も『がっしりしたエンクロージャーから出される音』という印象が強いです。硬い音と言ったらよいのでしょうか。

現時点では音の良さよりも、定位の良さを楽しんでいます。

追記:後日談
太めのスピーカーケーブル(DENON AK-2000)でバイアンプ接続、と自分としてはこだわってセッティングしたつもりだったんだけど、シングルワイヤ(しかもちょっと細い AK-1000)に変更したら音質改善しました。
アンプの電源投入直後から明るい音が出ます。
アンプはシングルになったけど、力強さはにはさほど影響を感じません。
それよりも、中高域の響きと定位がよりよくなり、恩恵の方が大きいです。

リマスター版のCDも楽しく聴けるようになりました。
ケーブル変更は音質改善を狙ったものではなく、オーディオ環境変更のために暫定的に接続しただけなのですが、思い込みを払拭してくれる良い経験となりました。
でもケーブルテストってめんどくさいんだよな...

まとめ

S-A77TBは音そのものよりも、その大きさ重さから「所有欲」を刺激してくれるスピーカーだと思っています。

手触りが良いのも一役買っていると思いますが、これ以上は(大きさ、重さという意味で)無理という、個人的な限界ラインでもありますからね。

 

中古ということもあり、価格からすれば満足はできると思いますが、あまり人に薦めたいとは思いません。

重すぎて取り回しも悪いし、なにより古い物なので故障,劣化のリスクもあります。こんな大きなものが故障したら、と考えると夜は眠れますが朝は眠れません。そんときゃーそんとき、と割り切れないと所有できないです。

僕のように、古くからのパイオニアファン、昔欲しかったけど買いそびれた、そして『物量こそ正義』という信念をお持ちの方にのみオススメします。

くれぐれも自己責任でよろしくね。

 

大した機材があるわけでも無いですし、素人耳での評価なので話半分で受け取ってください。

最終的には「自分で試すしか本当のところは分からない」という、レビュー記事としては身も蓋もない結論で締めくくらせていただきます。

物量は正義なり!

 

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