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交響組曲 ドラゴンクエストI,II,III【CDレビュー】

交響組曲ドラゴンクエストI,II,III CD

ドラゴンクエストI,II,III、いわゆる「ロト三部作」の音楽CDを購入しました。

ドラクエの音楽CDはいくつか発売されていますが、どうしても初期のアポロン盤が欲しかったのでネットで探しました。

アポロン盤が欲しかった理由は、それぞれの作品紹介にて説明します。

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はじめに

記事タイトルを「交響組曲 ドラゴンクエスト」としていますが、1作目は正しくは「組曲 ドラゴンクエスト」です。

編成により呼称が変わるようですが、ここでは交響組曲シリーズとして扱わせていただきます。

当時はカセットテープ版でしたが、リアルタイムで1と2は持っていました。

ゲーム自体ものめり込んでいましたが、ドラクエの思い出というと半分はこの音楽の思い出になります。

ラジカセのボリューム上げて聞いてたなぁ。

その後ミニコンポブームが来て、ミニコンポでもガンガン鳴らして聞いてました。

「組曲 ドラゴンクエスト」

組曲 ドラゴンクエストのCD表面

組曲 ドラゴンクエストのCD裏面

組曲 ドラゴンクエスト
演奏:東京弦楽合奏団
指揮:すぎやまこういち
発売日:1986年10月5日
レーベル:アポロン音楽工業

【収録曲】
・オーケストラ ヴァージョン
1.序曲
2.ラダトーム城
3.街の人々
4.広野を行く
5.戦闘
6.洞窟
7.竜王
8.フィナーレ

・オリジナル ヴァージョン
9.ドラゴンクエスト ゲーム オリジナル サウンド メドレー

・シンセサイザー ヴァージョン
10.ドラゴンクエスト オープニングテーマ
11.ドラゴンクエスト ラダトーム城
12.ドラゴンクエスト 街の人々
13.ドラゴンクエスト 広野を行く
14.ドラゴンクエスト 戦闘
15.ドラゴンクエスト 洞窟
16.ドラゴンクエスト 竜王
17.ドラゴンクエスト フィナーレ

歌詞カードならぬ楽譜が添付されています。(2,3作も同様に楽譜が付いています)

組曲ドラゴンクエスト 楽譜

「組曲 ドラゴンクエスト」は、オーケストラ,オリジナル(ファミコン音源),シンセサイザーバージョンの3パート、全17曲で構成されています。

オーケストラバージョンの演奏は「東京弦楽合奏団」で、NHK交響楽団の選抜メンバーで構成されているそうです。

ゲーム機の音源を利用したオリジナルバージョンはシリーズの先の作品にも収録されていますが、シンセサイザーバージョンが収録されたのはこの「組曲 ドラゴンクエスト」だけです。

ドラクエ1はゲームの規模が小さく、曲数も少なかったため収録時間を水増しするためだったのかと思われるところもありますが、実はシンセサイザーバージョンの出来が恐ろしく良いのです。

初めて聞いたときは衝撃的でした。

ダンジョンで風が吹き抜ける音,戦闘シーンの効果音などが入っていて、リアルゲームバージョンって感じに仕上がっています。

何度聞いても傑作だと思います。

これを聞くために再び「組曲 ドラゴンクエスト」を手に入れたと言っても過言ではないです。

ファミコン音源を使ったオリジナルバージョンは、現在の方がより楽しめます。

当時はファミコンで遊んでいたわけですから、ファミコンの音をラジカセで聞いても特別な感情はわきませんでした。

でも今聞くと感慨深いものがあります。

ちゃんとストーリ仕立てになっていて、ドラクエ1で遊んでいた時の状況が走馬灯のようによみがえってきます。

純粋なファミコンの音では無いのかもしれないけど、「ファミコンっていい音してるな~」なんて思ってしまったりします。

ゲームの中で直接オーケストラの音楽が流れるような時代になっているのに、こんなことを思うなんて不思議なものです。

もちろんオーケストラも良いです。

おまけみたいな言い方になってしまった...

やっぱりファミコンでは出せない迫力がありますからね。

一番好きなのは、ファンファーレ(フィナーレの冒頭)のところです。

トランペット(かな?)が高らかに鳴り響く。

最高です。

ひとつぶで三度おいしい「組曲 ドラゴンクエスト」、チャンスがあったらぜひ聞いてみてください。

現在、東京弦楽合奏団の演奏は、1,2作を1枚のCDにして販売されています。

2作分聞けるのでお得ですが、残念ながらシンセサイザー,ファミコン音源版は含まれていません。

アポロン版を手に入れたかった理由はここにあります。

ドラゴンクエストの世界「ドラゴンクエストII」悪霊の神々

ドラゴンクエスト2のCD表面

ドラゴンクエスト2のCD裏面

ドラゴンクエストの世界「ドラゴンクエストII」悪霊の神々
演奏:東京弦楽合奏団
指揮:すぎやまこういち
発売日:1987年2月5日
レーベル:アポロン音楽工業【収録曲】
・オーケストラ ヴァージョン
1.ドラゴンクエスト マーチ
2.Love Song 探して
3.王城
4.街の賑わい
5.恐怖の地下洞〜魔の塔
6.レクイエム
7.遥かなる旅路〜広野を行く〜果てしなき世界
8.海原を行く
9.戦い〜死を賭して
10.この道 わが旅

・オリジナル ヴァージョン
11.ドラゴンクエストII〜悪霊の神々〜 ゲーム オリジナル サウンド ストーリー 〜オープニングからフィナーレまで〜

おまけでドラクエ2のロゴをあしらった「アイロンプリント」が付属しています。

ドラゴンクエストII アイロンプリント

カセットテープ版を購入したときは、これを真っ白のTシャツにプリントしてドラクエ2 Tシャツを作った覚えがあります。

中古で手に入れたCDにも付いていましたが、さすがに今回は作りませんよ。

何もかもが懐かしいよ...

ドラクエ2で象徴的な曲というと「この道 わが旅」になるでしょうか。

残念ながらドラクエ2はゲーム中ではエンディングを見ていません。

ですので「この道 わが旅」を聴いたのはこの作品でということになります。

クリアをしていないのに音楽だけは耳に残っています。

「この道 わが旅」には「この道 わが旅 果てしなくつづく...」という歌詞も付いているんですよね。

なんど聞いても良いです。

アレフガルドにたどり着いたときに流れるいつもの音楽にホッとしつつも、なんだかさみしい音にも聞こえたり。

ああ、あのアレフガルドが...なんて。

「Love Song 探して」は軽快で素敵な曲なんだけど、良い思い出が無い人も多いのではないでしょうか?

なんせ復活の呪文の入力画面の音楽ですからね。

でもオケ版、良いです。

復活の呪文を間違えた、あの嫌な思い出も吹き飛びます。

交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…

ドラゴンクエスト3のCD表面

ドラゴンクエスト3のCD裏面

交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…
演奏:NHK交響楽団
指揮:すぎやまこういち
発売日:1988年3月7日
レーベル:アポロン音楽工業

【収録曲】
・オーケストラ ヴァージョン
1.ロトのテーマ
2.王宮のロンド
3.世界をまわる(街~ジパング~ピラミッド~村)
4.冒険の旅
5.ダンジョン~塔~幽霊船
6.鎮魂歌~ほこら
7.海を越えて
8.おおぞらを とぶ
9.戦闘のテーマ~アレフガルドにて~勇者の挑戦
10.そして伝説へ…

・オリジナル ヴァージョン
11.ドラゴンクエストIII ゲーム オリジナル サウンド ストーリー

ゲームはファミコンでエンディングまでプレイしていますが、CDは今回初めて聞きます。

1曲目は「ロトのテーマ」としていつもの曲で始まりますが、ゲームの中では後半で流れます。

でも、やっぱりこの曲から始まらないとね。

全曲の中で一番印象に残っているのは「ジパング」でしょうか。

船を手に入れたら一路ジパングへ。

ゲームの中でも特長的な音楽でしたが、オーケストラバージョンになって一層雰囲気が伝わってきます。

なにで読んだんだろう?

ジパングは旅の順序としては、船を手に入れた直後ではなくて、もっと後で訪れる場所として作られていたと。

そのため、遭遇する敵が強めだった。

と言うようなことを堀井雄二さんがおっしゃっていたと思うんだけど。(うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい)

ワールドマップが公開されたとたん話題になっていましたからね、そりゃ目指しますよジパング。

で、行ってみたら敵ツエーみたいな。

アレフガルドにも冒険が及ぶことによって、ドラクエ1とは違ったアレンジで1の音楽が聴けるのも良いです。

1,2,3にそれぞれのアレフガルドがあるのが「ロト三部作」ゆえの魅力かもしれません。

「そして伝説へ…」はロト伝説最後を物語るのにふさわしい楽曲です。

ファンファーレから盛り上がりは最高潮になります。

まとめ

当初は「組曲 ドラゴンクエスト」だけを手に入れればいいかなと思っていました。

でも「組曲 ドラゴンクエスト」を何度も聴いているうちに、ドラクエ2,3の「ゲーム オリジナル サウンド ストーリー」が聞きたくなってしまったんですね。

とくに3は思い出深い作品で。

中学3年の受験真っ只中に発売されて、勉強そっちのけで冒険の旅に出かけていました...

ファミコンのコントローラーを握る毎日だったので、受験当日シャープペンを持つ手が全く動きませんでした。

答えが分かる分からないではなくて、手が動かなくて字が書けないっていう。

志望校には合格できたので今となっては笑い話ですが、いろいろあったなぁなんてロト三部作を聞きながら思い出してしまうしだいです。

オーケストラは演奏,音質ともに申し分ないので、思い出に浸りながら楽しく聞くことができると思います。

ゲーム
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