甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1,2,3【レビュー】

レトロアーケードゲーム本に決定版ともいえるシリーズ『甦る 20世紀アーケードゲーム大全』が誕生しました。

「Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編」「Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編」「Vol.3 白熱!対戦格闘ゲームブーム到来編」の全3部作です。

カラー写真も豊富で解説もゲーム内容だけにとどまらず、開発秘話や時代背景などにも触れています。

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アーケードゲーム大全集が欲しい

以前より「アーケードゲーム大全集」のような本が欲しいなぁと思っていました。

レトロゲーム本は最近でもいくつか出ているんだけど、アーケードゲームに特化した本ってあんまりないんですよね。

あっても収録タイトルに偏りがあったりするし。

 

理想としては...

  • アーケードゲームのみで良い
  • 体系的にまとめられている
  • なるべく多くの作品が収録されている
  • 画面写真があってカラーが良い

こんな感じです。

 

そんな中に出版された「甦る 20世紀アーケードゲーム大全」は僕にとって、まさに『こんな本が欲しい』という内容でした。

 

全3部作を買ったとしても、世に出たアーケードゲームすべてを網羅できるわけではないでしょうが、「自分がもっともアーケードゲームに興味があった時代」の作品が数多く収録されています。

「OLD GAMERS HISTORY」を全巻そろえているようなツワモノには物足りなさもあるかと思いますが、「アーケードゲームの情報だけで良い」という方にはおすすめです。

 

「OLD GAMERS HISTORY」はVol.16まで発刊されているレトロゲーム本です。

内容はアーケードゲームに限らず、機種別で無くゲームのジャンルで分けられています。

深くレトロゲームを知りたいという方は、「OLD GAMERS HISTORY」の方に進んでみると良いかも。

Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編

【甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編】

内容

昭和の時代を賑わせた名作が令和の時代に復活する!アーケードゲーム研究の決定版!
1972年~1984年のポンから始まった業務用ビデオゲーム、インベーダーブーム、パックマンフィーバーなど、ゲームにかけた情熱が甦る!
まだテレビゲームがあまり知られていなかった時代の貴重な資料をもとに、黎明期のアーケードゲームを多数紹介。技術や容量の問題で様々な制約があった時代、数々の逸話や裏話など、歴史に残る名作をフルカラーで詳解!

引用:甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編|メディアパル

 

1ページ1作品が基本的なページ構成です。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全のページサンプル

年代別にまとめられているため、最初から読んでいけばゲームの進化の過程も分かります。

Vol.1では1972年から1984年までとなっているので、40代だと知らない時代からゲームに出会ったころまでという感じでしょうか?

当時ゲームセンターは不良のたまり場として、小中学生(高校も校則で禁止だった)の立ち入りが禁じられてましたので、アーケードゲームはめったにお目にかかれませんでした。

ちなみに1972年は僕が生まれた年でもあります。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全のページサンプル

マッピーはファミコンで先に出会って、あとからアーケード版をがあることを知ったので、縦画面におどろいた記憶があります。

 

前述のように基本は1ページ1作品なんだけど、ところどころに複数作品がまとめられたページがあります。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全のページサンプル

全部詳しく紹介して欲しいところですが、ページ数の都合もあるだろうしメジャー作品が優遇されるのは仕方がないことでしょう。

小さくても載っているだけ良しとしましょう。

 

「DATA」欄には「移植状況」も掲載されています。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全のページサンプル 移植状況

最新のゲーム機には触れてませんが、それは今現在のことなので問題はないかと。

「昔、あのハードにも移植されてたのか」という発見の方が面白かったりしますし、移植度なんかが気になっちゃいます。

ただ、ファミコンがあるのにセガマークIIIが無いのは...

 

また、作品によっては筐体の写真なんかも掲載されています。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全のページサンプル

僕は専門家ではないので、資料的な価値(情報の正確性)がどれほどのものかを検証することはできませんが、ゲームカタログとしてとても楽しめます。

ペラペラとページをめくりながら「ああ、こんなゲームあったなぁ」とか「これ好きだったのにすぐゲーセンから消えちゃったなぁ」なんてね...

フルカラー全160ページです。

収録タイトルはこちら…(インデックスより)

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1 アイデア満載!ユニークゲーム編 収録タイトル(インデックス)

Vol.1の中でアーケード実機で遊んだことがあるものを上げて見ると…

  • サーカス(1978)
  • スペースインベーダー(1978)
  • ルナレスキュー(1979)
  • モナコGP(1979)
  • パックマン(1980)
  • ムーンクレスタ(1980)
  • ニューヨークニューヨーク(1980)
  • ニューラリーX(1981)
  • ドンキーコング(1981)
  • ディグダグ(1982)
  • ゼビウス(1983)
  • マッピー(1983)
  • ザ・ビッグ・プロレスリング(1983)
  • パックランド(1984)

こんな感じでした。

遊んだことがあるゲームならもっと上げられるんだけど、「実機で」となると案外少ないものです。

ファミコンで出会ったゲームが多くて、いまさらながらファミコンの偉大さにも気づかされました。

 

「ルナレスキュー」は名作ですねぇ。

今でも大好きな作品です。

 

「ニューヨークニューヨーク」はこの本でタイトルを知ることができました。

ゲーム内容や自由の女神が背景だったことを覚えていたのですが、タイトルは分かりませんでした。

駄菓子屋の前に並べられた筐体で遊んだっけ。

懐かしさもひとしおです。

 

年代順に読んでいくと1983年のゼビウスの存在が信じられません。

同年代のゲームと見比べるとあまりにすごすぎると思います。

 

まあそんなこんなで、いいよこの本!楽しいです。

Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編

【甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編】

内容

ゲームセンターが最も輝いていた時代が令和の世に甦る!アーケードゲーム研究の決定版!
ハード性能の向上によって多彩なゲームが輩出された黄金の80年代後半は、アクションゲームとシューティングゲームの名作が目白押し! 1985年~1990年のマニアから一般プレイヤーまでもを唸らせた珠玉の作品を多数掲載。数多くの画面写真と貴重な資料で当時を振り返りながら、歴史に残る名作をフルカラーで詳解します!

引用:甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編|メディアパル

Vol.2は1985年から1990年です。

アーケードゲームで一番熱いのはこのあたりの年代だろう(当社比)。

 

なんといっても1985年は「グラディウス」

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編

 

そして、大型筐体による体感ゲームのはしり「ハングオン」が登場した年なんです。

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編

アーケードゲームが新時代に入ったといっても過言ではないでしょう。

Vol.2は1985年から1990年と6年間の作品を扱っています。

Vol.1は1972年から1984年の13年間、Vol.3は1991年から2000年の10年間ということを考えれば、この6年間がいかに濃いものだったかが分かります。

個人的に思い返してみても、ゲームセンターによく行っていたころでもあり、自分ではプレイしていなくても友人が遊んでいるのを見たことがあるゲームも多くて思い出は尽きません。

知らないゲームって数えるほどしかないな。

紙面の構成はVol.1を継承していますが、Vol.2はいちだんと熱いです!

 

収録タイトルはこちら…(インデックスより)

甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.2 アクションゲーム・シューティングゲーム熟成期編 収録タイトル(インデックス)

 

Vol.3 白熱!対戦格闘ゲームブーム到来編

Vol.3はまだ発売されていません。

格闘ゲーム全盛時代になるそうな。

格闘ゲームにはそんなに思い入れはないんだけど、やっぱり買っちゃうよ!

3冊とも本棚に並べたいよね。

まとめ

ぶっちゃけこの手の本ってさぁ、「数ある情報の中から取捨選択している」だけなんだよね。

情報としては過去の物ばかりだから。

だからどんな情報を載せるかによって読者が変わる。

逆に言えば、読者である自分が「自分の好みに合ったものを選ぶ」ということになる。

この本をもってしても、「定番ゲームばかりじゃないか」「もっとマイナーゲームを収録するべき」という意見もあるだろう。

しかしこの類の本を初めて手にする読者にとっては、深すぎず浅すぎずの内容で楽しく読めるのではないだろうか。

情報量を増やせば(ページを増やせば)価格も比例してしまう恐れもあるし、ギリギリ手に取りやすい価格であることも考えればこれで良いと思います。

大ブームとは言えないまでも、レトロゲームブームのおかげで選択肢が増えたのは読者にとって良いことですね。

ゲーム
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コメント

  1. U・M より:

    初めまして。自分も先程この本買いましたが(1のみ)なかなか読み応えが有りました!
    しかし・・・この手の本では仕方無いのかも知れませんが、インベーダ以前の
    日本のゲームの資料が圧倒的に少ないんですよね。

    特に体感バイクゲームの元祖と言われる、セガの「マンTT」と、同じくセガの
    同名ゲームの元祖である「旧ヘビーウエイトチャンプ」。この2作は、自分的に
    かなり興味があるのですが、紹介してる本も、残された資料も、非常に少ないんですよね。

    出来れば、この2作を初め、インベーダー以前の本当の黎明期の、それも日本のゲーム
    を沢山紹介した本を出して欲しいですね。

    • ゆうぱぱ より:

      U・Mさんへ
      このシリーズを3冊で終わらせず、継続して収録タイトル数を増やしてくれるとありがたいなぁと思います。
      同じ出版社から10年ほど前に、同じような内容の「ARCADE GAMERS白書」が出版されていますし。
      新しい本が出るたびに仕切り直しではマイナーゲームの収録は絶望的になってしまいます。
      採算を考えると売れ筋の内容に収めるしかないのかもしれませんが。

      コメントありがとうございました。

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