パナソニック デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ60を2024年8月に購入しました。
光学30倍ズーム,EVFを備え、ぱっと見高級コンデジっぽい佇まいが特徴のデジカメです。
画素数は1800万画素でフルHDでの動画撮影もできます。
発売は2014年2月ですのでとっくに生産終了していますというか10年も前の製品です...
いまさらレビューするようなものでもないですが自分用の記録として残しておきます。
久しぶりのコンデジ購入です。
以前、光学10倍ズーム,1インチセンサー搭載のDMC-TX1を持っていたのですが、使用機会があまりなかったので手放してしまいました。
にもかかわらずなぜ今更TZ60を買ったのかと言うと...この手のデジカメが絶滅危惧種になりつつあるから。
スキーなどのレジャーには今でも光学10倍ズームのDSC-HX5Vを持って行きます。
DCS-HX5Vが壊れたとしても替えが無いなぁと...
この先新しいデジカメが発売されるかどうかは不明だし、発売されたらされたで高価格品になることが予想されます。
程度の良い中古品もどんどん少なくなって手に入りにくくなっていくし...
TX1はレジャーに持って行くには重かったです。
また重厚すぎて雑に扱い辛いという側面もありました。
DMC-TZ60の外観
購入したのはブラックです。
ボディは金属ではないのですが、それほど安っぽい感じはしません。
艶消しブラックがなのがいいですね。

電源を入れました。
W端なのでレンズはこれが一番短い状態です。
レンズの周りのリング(コントロールリング)にはステップズームや露出補正などを割り当てることがができます。

背面です。
LVF(EVF)が付いています。
LVFは「0.2型 約20万ドット相当」と、大きくもないし画質もそれなりです。
でも高倍率ズーム機なので無いよりはあった方が良いですね。

上面です。
シャッターボタンやモードダイヤルなど可もなく不可もなくよくある一般的な感じです。
動画撮影ボタンが独立して付いているのは良いです。(まあ、これも一般的なものですが)

DMC-TZ60の仕様
Lumix DMC-TZ60の主なスペック | |
カメラ有効画素数 | 1810万画素 |
撮像素子 | 1/2.3型 総画素数1890万画素MOSセンサー、原色フィルター |
レンズ | 9群12枚(非球面10面5枚)LEICA DC VARIO-ELMAR 光学30倍ズーム f=4.3-129.0mm(35mm 判換算: 24-720mm)/ F3.3-6.4 光学式手ブレ補正機構内蔵 |
合焦範囲 | 通常:50cm(W端) / 2m(T端) – ∞ マクロ/インテリジェントAUTO/動画:3cm(W端) / 2m(T端)-∞ |
絞り | 多段虹彩絞り F3.3-8.0(W端) / F6.4-8.0(T端) |
ISO感度 | オート/i.ISO/100/200/400/800/1600/3200/6400(拡張ISO) 高感度モード時:1600 – 6400 |
シャッタースピード | 4-1/2,000秒 星空モード:15秒、30秒 |
連写撮影 | 約10コマ/秒、約5コマ・約2コマ/秒(AF追従連写) 高速連写モード:最速約60コマ/秒 約40コマ/秒(電子シャッター時) フラッシュ連写、おまかせ連写 |
動画 | AVCHD:1920 x 1080 60p / 1920 x 1080 60i / 1280 x 720 60p MP4:1920 x 1080/ 1280 x 720 / 640 x 480 ハイスピード動画:1280 x 720(120fps) / 640 x480(240fps) |
記録メディア | 内蔵メモリー(約12MB) SDXCメモリーカード/ SDHCメモリーカード / SDメモリーカード |
バッテリー/電池寿命(CIPA) | リチウムイオンバッテリー(付属3.6V/1250mAh/4.5Wh)/ 約300枚 |
サイズ(WxHxD) | 約110.6 x 64.3 x 34.4mm(突起部を除く) |
重量 | 約240g(バッテリー、メモリーカード含む) |
その他 | ライブビューファインダー(0.2型 約20万ドット相当) コントロールリング搭載 5軸ハイブリッド手ブレ補正 傾き補正 GPS,Wi-Fi,NFC |
発売日 | 2014年2月13日 |
特筆すべきはやはり30倍ズームでしょうか。
スマホのカメラに対する最大のアドバンテージです。
テレ端は35mm換算で720mmですから、動かずともなんでも撮れると言っていいレベルです。
これだけのレンズを積んでいるので本体は大きめです。
でも見た目の割りに軽いので取り扱いは楽です。
ただ、レンズがかなり長く飛び出るのでどこかにぶつけそうで怖いです…
パナソニックのカメラには「iAモード(インテリジェントオートモード)」という撮影モードがあります。
撮影する状況に合わせて最適な状態で撮れるようにカメラが自動的に調整してくれます。
スポーツなど特定の状況に特化したい場合は手動で設定した方が良い場合もありますが、iAモードは結構優秀なので基本的にはiAモードで良いと思います。
ただし自動的に最適な状態にしてくれる代わりに設定を変更することはほぼできません。
「iA+モード(インテリジェントオートプラスモード)」にすると、背景のボケ具合,明るさ,色合いの調整ができるようになります。
こだわった撮影をしたいときはiAモード以外を使いましょう。
液晶モニターがタッチパネルではないので、フォーカスエリアを変更したいときにタッチ操作できたらなぁと思うことがありました。
iAモードを使っている分には操作性には特に不満はありません。
日付設定について
TZ60にはGPSを用いた自動時刻設定機能があります。
しかしその設定を利用すると日付が狂います。
詳しい説明は省きますがTZ60の仕様なのでどうにもなりません。
(”GPS ロールオーバー”で検索すると原因を知ることができます)
対策は「自動時刻合わせ」をOFFをにすることです。
GPS関係の補足
GPS機能をONにしているとカメラの電源を切っていてもGPS機能が動いています。
GPSを切るには機能をOFFにするか、カメラを「機内モード」にする必要があります。
しばらくカメラを使用しない場合はGPS機能をOFFにした方が良さそうです。
またGPSの測位を高速化するためにGPSアシストデータというものを利用するのですが、肝心のアシストデータの提供が終了しています...
僕が購入した機体について
バッテリーを抜くと時計がリセットされてしまいます。
説明書によると本来ならバッテリーを抜いても30日間時計が保持されるそうです。
さんざん言われてきたことだと思いますが、コンデジ(1/2.3インチセンサー)に1800万画素はよくばりすぎですね。
1200万画素相当で記録するように設定できますが、iA(インテリジェントオート)モードを使用すると強制的に1800万画素で記録されます。
iAモードを多用すると思うし他のモードで撮った時に画像のサイズが違うのもなんだかなと思うので1800万画素のままにします。
DMC-TZ60の作例
表示されている画像をクリックするとオリジナルの画像ファイルを開くことができます。
ファイルサイズが大きい(6MB前後)のでモバイル通信をご利用の方は注意してください。
最初にズームにスポットあてた作例を掲載します。
すべてiAモードを使用して撮影しています。
1枚目はW端です。
3枚目の35mm換算800mmのものは本来はTZ60のT端である換算720mmで撮影したかったのですが、iAモードを使用していたため通り越してしまいました。




その他作例




まとめ
高画質とは言えませんが、スマホでは撮れない写真が撮れます。
逆にこれくらい機能的に尖っていないとスマホ+デジカメとはならないと思うところではあります。
その点、TZ60は見た目によらず非常に軽いため持っていこうかなという気にさせてくれます。
1台くらい持ってても良いとは言えますが、必須というほどでもないのでオススメはしません。
もう古いですしね。
液晶保護フィルムはTZ60用を探すのは難しいので、共通なサイズの機種のものを探すと良いでしょう。
TZ95,TZ90,TZ85,TZ70,TZ60,FZ1000 II,FZ85,TX2,TX1,LX100II,LX100が同サイズとのことです。
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