GIMXの基本的な使い方をまとめます。
ここでの最終目標は『PS4(PS5)に対応していないハンコンをPS4で使えるようにする』というものです。
GIMXを使ってPCに接続されたハンコンをPS4に対応したG29に偽装します。
ロジクール G29とは?
G29はPS4,PS5に対応したハンドルコントローラー(ハンコン)です。

使用する機器
・GIMXアダプター
・DUALSHOCK4
・PS5(PS4の替わり)
・パソコン
・ハンドルコントローラー(T598)
GIMXアダプターについて

自作される方もいらっしゃるようですが僕は既製品をヤフオクで購入しました。
このGIMXアダプターのファームウェアはG29(EMUG29PS4)が書き込まれています。

PC,PS4の両側ともMicroUSBとなっています。
DUALSHOCK4について
GIMXでPS4用の機器をエミュレートする場合はDUALSHOCK4をPCに接続しておく必要があります。
認証回避のためと思われます。
他にMicroUSBケーブルを3本用意しました。

ハンドルコントローラー(T598)について
本来はPS4に対応していないハンコンを使うべきですが、T598しか持っていないのでこれを使用します。
T598はPCに接続するので、PS4対応だろうがなかろうがテストの結果には関係ないかと思います。
(T598の動作モードはPCモードになります)

最終的にはシフター(TH8A),ハンドブレーキ(TSS Handbrake)も接続します。
パソコンについて
ここではWindows10のPCを使用しています。(ちょっと古いものです)
使用したいデバイス(ハンコンなど)のドライバーインストールおよび動作確認を済ませておきます。
GIMXの初期設定(PCでの操作)
まずはGIMXに必要なソフトウェア(ドライバー)をインストールします。
下記サイトからソフトウェアをダウンロードしてください。
この記事の公開時点でのGIMXソフトウェアのバージョンは8.0です。
使用しているPCがWindowsの64ビット版なので”gimx-8.0-x86_64.exe”を選択しました。
インストールは特に問題ないかと思います。
気になるところだけ書いておきます。
途中「Create a desktop icon」にチェックを入れました。

「Finishing Installation…」の表示でしばらく固まっていました。

その後...
このデバイス ソフトウェアインストールしますか?
名前:Arduino USB Driver
発行元:Arduino LLC

と表示されました。
「インストール」ボタンを押します。
次の画面が表示されればインストール作業は終了です。
「Lunch gimx-lancher」にチェックを入れたままインストールを終了してGimx-launcherを起動します。

ランチャーが起動すると「No config found! Download configs?」と聞いてきます。

「はい」を選択します。
ダウンロードするコンフィグファイルを選択します。

ここでは「Dualshock4.xml」のみを選択しています。
コンフィグファイルはコントローラーのボタンマッピング情報です。
後で追加ダウンロードできるのこの時点では最小限でよいと思います。
(コンフィグファイルはほとんどの場合、自分で作成することになると思います)
これでGIMXソフトウェアのインストールから初回起動までが完了しました。
デスクトップにはGIMXのアイコンが3個追加されているはずです。

一旦、Gimx-launcherを終了させておきます。
GIMXの使い方
まずGIMXを使ってGIMX経由でPS5を操作できるようにします。
(この手順はGIMXの動作確認のためにおこなうだけですので省いてもよいです)
GIMXの接続と動作確認
1.PCにDUALSHOCK4をUSB接続します。
2.PCにGIMXをUSB接続します。(GIMXはPC側)
3.PS5とGIMXをUSB接続します。(GIMXはPS5側)
全体像としては以下のようになります。

では始めます。
PS5の電源を入れます。
※PS5本体の電源ボタン押して電源を入れてください
次はPCの操作です。
Gimx-launcherを起動します。

この画像の状態が基本的なものになるかと思います。
GIMXアダプターと正しく接続できていれば「Port」に何らかが表示されているはずです。
(Portが複数表示される場合は動くものを見つけてください)
Configの欄は「Dualshock4.xml」となっています。
ここは使うコントローラに合わせてコンフィグファイルを選択します。
今はDUALSHOCK4を使用しているので、コンフィグファイル(ボタンマッピング)も当然DUALSHOCK4用を選択することになります。
「Check」ボタンを押してエラーが無ければこの時点ではOK
では、Gimx-launcherの「Start」ボタンを押します。
エラー無く起動できたら...次のような状態になっているかと思います。

DUALSHOCK4を持ちます。
PSボタンを押します。
PSボタンがうまく反応したならメニューの操作ができるはずです。
ただし、スティックは反応しません。
GIMXのファームウェアがG29になっているため、G29に無い機能を持たせることはできません。
これでGIMXの動作確認が取れました。
つぎはT598をGIMX経由で動かします。
Gimix-configの使い方
T598のコンフィグファイルはダウンロードできないので自分で作成する必要があります。
Gimix-configを起動します。
最初にコントローラーのタイプを設定します。
「TYPE」から「G29 PS4」を選択します。

ボタンのマッピングに進みます。
まず一番重要な「PSボタン」から。
これが無いとPS5でコントローラーを認識させることができません。
①タブの「Button」を開く
②Eventで「button」を選択
③Buttonで「PS」を選択
赤矢印の先の「Auto detect」を押します。
「Auto detect」を押すことによって入力待機状態になります。

次はハンコン(ここではT598)の操作に移ります。
T598の「PSボタン」を押します。
Gimix-configに戻ります。
①にデバイス名、②にボタン番号が表示されたかと思います。
押したボタンが正しくない場合は「Auto detect」をやり直します。
正しく設定できていたら赤矢印の先の「Add」を押します。
するとマッピング一覧に追加されます。(青枠のところ)

これで「PSボタン」の設定は完了です。
次の画像はシフター(TH8A)を登録したところです。
「gear shifter 1」にTH8Aの1速を割り当ててあります。
手順はPSボタンの登録と同じです。

次の画像のように、G29には多数のボタンがあるので必要なものを繰り返し登録していきます。

次はアクセル等のスロットル(アナログ)入力の設定をします。
基本的な手順はボタンと同じなので簡単に説明します。
最初にステアリングの割り当てをします。
①タブの「Axis」を開く
②Eventで「axis」を選択
③Axisで「wheel」を選択

「Auto detect」を押し、ハンコンの操作に移ります。
ハンコンのステアリングを左右に大きく動かします。
するとGimix-configにデバイス名などが表示されます。
DZ,Sens.など表示されますが、細かいことは置いといて「Add」で追加します。
gas(アクセルペダル),brake(ブレーキペダル),clutch(クラッチペダル)も順次追加しましょう。

ひたすら繰り返すと以下のようなマッピング一覧が完成するかと思います。


名前を付けて保存します。
Gimix-configのメニューの「File」から「Save As…」を選択して名前を付けて保存してください。

ファイル名は”T598_G29.xml”としました。
(使用するデバイスとエミュレートするデバイスの名前を入れておくのが一般的かと思います)
いちおうこれでコンフィグファイルは完成しました。
ちょっと特殊なボタン割り当て方法
ここからはGimix-configの使い方の補足です。
PS5でG29を使用するときはハンドブレーキデバイスを使用することができません。
G29では通常〇ボタンがハンドブレーキになっているようです。
ですので、〇ボタンにハンドブレーキデバイスを割り当ててしまえば良いのですが、ハンドブレーキデバイスはアナログ入力のため通常のボタンとは設定方法が違います。
ここではTSS Handbrakeを〇ボタンとして機能するように割り当てます。
①タブの「Button」を開く
②Eventで「axis down」を選択
③Buttonで「circle」を選択
②で「axis down」を選択していますが「axis up」もあります。
最初「axis up」にしていたのですが動作がおかしかったので「axis down」にしました。

「Auto detect」を押し、ハンドブレーキデバイスを操作します。
デバイス名などが表示されたかと思います。
「Threshold」(しきい値)を変更しました。
これは(おそらくですが)、どれだけハンドブレーキを引いたときにボタンとして反応させるかという値です。
少し早く反応させたかったので初期値である”-10″から”-50″に変更しました。
※なんとなくうまくいっているのでこのようにしましたが各自調整してください。

「Add」を押してハンドブレーキの設定は完了です。
あくまでも〇ボタンに割り当ててあるだけなので、ハンドブレーキはデジタル入力となります。
これでGimix-configについての説明は終了となります。
テストプレイ
T598ように作成したコンフィグファイルを設定してGimx-launcherをスタートさせます。

PS5のメニュー操作ができました。
GT7を起動します。
T598のプロファイルはD、回転角度は900度としてプレイしてみましたが問題なく使用できました。
プロファイルをDにしているのでFFBは弱めですが、センターに戻る力や振動など機能はしていました。
回転角度は最初Autoになっていたのですが不自然な感じだったので900度にしました。
気になった点としては、しばらくプレイしていたら暴走したこと。
ハンコンの操作を一切受け付けなくなりました。
(Gimix-launcherを再起動したら回復しました)
今、GIMXを接続しているPCは古いものです。
PCが原因の暴走であるならPCを変更することで回避できそうですが検証はしていません。
これでGIMXの基本的な使い方は終了です。
一応まとめてはみたものの、これが正しい使い方なのかどうかも正直なところ分かっていません。
手探りで設定して結果オーライというところなので間違っていたら優しく教えていただけると幸いです。
T598をXBOX360で使用する
この先は個人的なメモとして残しておきます。
T598をXBOX360で使用する手順です。
これが僕がGIMXを導入したシン・最終目標です。
これを実行するにはGIMXの他にBrook Ras1utionが必要となります。
ここでは旧型のRas1ution1を使用しています。
残念ながらRas1utionはT598に未対応です。
PS5に対応したT598をG29に変換するという意味のないことをしていたのはRas1utionに適応させるためなのです。

Ras1utionはGIMXとXBOX360の間に挿入します。
GIMXでG29のエミュレートはできているので...これでXBOX360が動くはずです。
T598の設定でプロファイルをDに、回転角度を270度にしました。
とりあえずの動作はし、OutRun Online Arcadeでゴールまでたどり着けました。

ただし、FFBには調整の余地があります。
振動などはあるのですが、ハンドルを切った時にセンターに戻ろうとする反力がありません。
スカスカハンドルの状態です。
T598の設定に「Spring」があるので試しに100%まで上げてみましたが変化はありませんでした。
T598は買ったばかりで理解しきれていないことも問題かもしれません。
また、接続先がPS5(PS4)でなくてもDUALSHOCK4が必要でした。
DUALSHOCK4をPCに接続せずにGimix-launcherスタートするとエラーになります。
G29ではなくG27に偽装すればDUALSHOCK4は不要になるのかな?
僕の目的はXBOX360で使いたいだけなので、GIMXのファームウェアをG27に書き換えればもっと簡単に使えるようになるのではと思っています。
(Ras1utionはG27に対応している)
ただ、ハンドル上のボタン数が大幅に減るので使い勝手は悪くなりそうです。
一応の目的は達成できたかなと。
GIMX ファームウェアの書き換え
ファームウェアの書き換え(アップデート)についても記録しておきます。
GIMXは製作されたパーツによって、ファームウェアの書き換えに必要なソフトウェアや手順が違うようです。
自分のGIMXがどれに当たるのかは購入先から得てください。
僕が使用しているGIMXは2025年12月にヤフオクで購入したものです。
「Gimix-launcher」でファームウェアの書き換えができるとのことです。
また、商品説明に「ファームウェア書き換え時に必要なリセットボタンを基盤に追加しました。」とありますので簡単に更新できそうです。
ヤフオク出品者の方が書き換え手順の動画を公開してくれているのですが、その動画のコメントに以下の記述がありました。
結構前ですがGIMXランチャーにファームウェアアップデートが追加されました。
この動画より断然簡単です。
gimx-launcherのHelp→Update firmmware→EMUG29PS4.hex選択(希望のファームウェア選択)→OK→OK→リセットボタンをポチッと押す。
2020/07/06出荷分から、リセットボタンを押す回数が変更になりました。
リセットボタンを押す場合は、「素早く2回」押すことでファームウェアを書き込める状態になります。
「素早く2回」が反応しないこともあるので「素早く10回連打」してから離すと書き込める状態になりやすくなります。
結果としては上記の手順で問題なく書き換えできました。
書き換え手順
まずGIMXのフタを開けます。
左右(どちらがPC端子か)が分からなくならないように注意してください。
リセットボタンが付いている側がPS4側です。
(赤矢印の先の●がリセットボタンです)

PC,PS4の両側をUSBケーブルでPCに接続します。(USBの接続先は両方とも同じPCです)

PCでの操作に移ります。
Gimix-launcherを起動します。
メニューの「Help」から「Update firmware」を選択します。

Gimx-loaderダイアログが表示されます。

書き込みたいファームウェアを選択します。
(ここでは「EMUDFP.hex」を選択しています)
「Load」を押します。
確認メッセージが表示されます。

『このツールは、USB-UARTアダプタとPro Microボードで作られたGIMXアダプタとのみ互換性があります』とのこと。
「OK」押します。
さらに確認メッセージが表示されます。

『アダプタの両端をコンピューターに接続してください』とのこと。(既に接続済みです)
この「OK」を押すとファームウェアの書き換えが開始されます。
この後GIMXのリセットボタンを押すことになります。
では「OK」を押します。
画面には次のメッセージが表示されます。
『コンピューターのUSBポートからUSBケーブルを抜き差しします』とありますが、リセットボタンを押せば良いです。

出品者の方の助言通り数回連打しました。
すると一瞬コマンドプロンプトの画面が表示されて消えました。
うまくいったようで次のメッセージが表示されました。

失敗した場合は以下のメッセージが表示されます。
失敗したからといって特に問題は無いのでもう一度チャレンジすれば良いです。

これで終了です。
GIMXファームウェアについて
現在のGimix-launcher(GIMX 8.0)で書き込めるファームウェアは以下の通りです。
・EMU360: 360 pad emulation, for Xbox 360 and PC
・EMUDF: Logitech Driving Force emulation, for PS2 and PC
・EMUDFP: Logitech Driving Force Pro emulation, for PS2 and PC
・EMUG27: Logitech G27 gaming wheel emulation, for PS3 and PC
・EMUG29PS4: Logitech G29 gaming wheel emulation, for PS4
・EMUGTF: Logitech GT Force emulation, for PS2 and PC
・EMUJOYSTICK: HID joystick emulation, with 16bit stick axes, for PS3 and PC
・EMUPS3: Sixaxis emulation, for PS3
・EMUPS4: Hori Pad FPS Plus emulation, for PS4 and PC
・EMUXBOX: Xbox pad emulation
・EMUXONE: Xbox One pad emulation, for Xbox One
この一覧は以下のサイト情報を元にしています。
Xboxは新しく追加されました。


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