T598を購入しました。
T300RSからの買い替えで、はじめてのダイレクトドライブハンコンとなります。
手放しでオススメできるというほどではありませんが、とても満足度の高い製品です。
PS5対応のDDハンコンの中で比較的安価なのも良いです。
T598製品内容
・T598サーボベース
・ステアリング
・ペダルセット
・取り付けプレート(T300RSとネジ穴の互換性有)
・電源アダプター
・USBケーブル

2ペダル(クラッチ無し)ではあるもののペダルキットも付属しているので、このセットを購入するだけでレースゲームのプレイはできます。
また、プレイステーション5(PS5,PS4)に対応していますので、グランツーリスモ7(GT7)のプレイも可能です。
付属品の詳細は以下を参照してください。
サーボベースについて
サーボベースは厚みが少ないので体積的にはコンパクトと言えますが、高さがあるので設置状況によっては視界を妨げる可能性があります。
サーボベース底面にあるネジ穴の位置はこれまでのThrustmaster製ハンコンと互換性がないので、取り付けプレートを使用しない場合は注意が必要です。
シムコックピット(AP2 Racing Wheel Stand)への取り付けは下記記事をご参照ください。

サーボベース正面にはいくつかのボタンと小さな画面が付いています。
この小さな画面のおかげで、PCを使用せずともモードやセッティングの変更ができます。
また、ゲームプレイ中にはテレメトリ―の表示ができるようにもなっています。※対応したゲームのみ
サーボベース背面には各種ポートがあります。

左から電源ポート,miniDINポート(シフター or ハンドブレーキ接続用ポート),ペダルセット接続ポート,未使用ポート,USB-Cポートとなります。
相変わらずminiDINポートは1つしか付いていないので、シフターとハンドブレーキをPS5で同時に使用する場合TM Sim Hubが必要となります。※PCはUSB接続ですのでこの限りではありません
未使用ポートはT598のマニュアルに「近日中に機能割り当て予定」と書いてありますが今のところ音沙汰ありません。
クイックリリースの形状が変更されました。

T300RSでは緩み防止のためにネジを締める必要がありましたが、T598はワンタッチのロック式になっています。
これは非常に使い勝手が良く、シム(搭乗車種)に合わせてステアリングを変えてみようかなという気にさせてくれます。
当然ながらT598とT300RSのステアリングに互換性はありません。
そのため旧ステアリングをT598に対応させるためのホルダー(Quick Release Upgrade)が販売されています。
Quick Release Upgradeについては以下を参照してください。
ステアリングについて

ステアリングはPS5(プレイステーション)に準拠しています。
ですのでボタン表記が〇×△□になっていますし、PSボタンも付いています。
とは言えPS5専用ではないのでPCでも使えます。
表記はPS用ですが、PCでも特に違和感なく使用できます。
直径は30cmです。
T300RS付属品よりも少し大きくなっています。
個人的にはもう少し大きくても良いのですが、程よい大きさかと思います。
市販車からフォーミュラーカーまで対応するにはこれくらいがちょうど良いのかもしれません。
プラスティッキーで質感的にはちょっとイマイチかな。
別にプラスチックでもいいんだけど、途中で素材が変わるのがいただけないです。
プラスチックむき出しの部分とゴム素材でコーティングされた部分があります。
そのため素手で回していると途中で感触(グリップ力)が変わるので違和感があります。
グローブをはめるとグローブが継ぎ目に引っかかったりします。
円形ではあるものの、ぐるぐる回す動作に適しているとは言い難い感じです。
ペダルセット
前述のようにペダルセットが付属していますが、現時点ではレビューできません。
T-LCMペダルを使用しているため、付属ペダルは組み立ててすらいないからです。
全面に金属が使用されていて良さげには見えるのですが、2ペダルなため出番がありません。
3ペダルに拡張するためのロードセルブレーキペダルが発売予定にはなっているので、それが出てきてからという感じです。
T598の評価
T598よりも高級でハイパワーなハンコンを扱ったことがないので比較ができません。
ですのであくまでも主観での評価となります。

ギヤドライブからベルトドライブのT300RSへ乗り換えた時は別世界でした。
FFBの強さではなく回転速度が速いことでそのように感じました。
そしてベルトドライブからダイレクトドライブも別世界でした。
動画で動いているところを見ると、それほど違いあるようには見えません。
でも体感すると別物であることがすぐに分かります。
セルフステア時の回転(いわゆるシュルシュルハンドル)があまりにもスムーズで、手の間をシュルシュルとハンドルを滑らせるのがとても気持ち良いのです。
が、残念なことにT598の付属ステアリングがその気持ち良さを台無しにしてしまっています。
前述したようにステアリングの素材が途中で変わることが大きな原因です。
フォーミュラーカー中心の方なら握る位置が高グリップになっているのでそれなりに使えるかもしれません。
でもシュルシュルハンドルを期待している者にとっては残念ですし、T598の良さを打ち消してしまうのでもったいないと思います。
コストの問題もあるので仕方がないことではありますが、もう少し何とかならなかったのかと思います。
ステアリングの話はさておき
もっとも重要なのはFFBですよね。
まず僕がハンコンのFFBに求めるものはスピードです。
特にセルフステアの速度です。
反面、パワーはそれほど求めていません。
パワーはそれこそ実車のパワステ程度でも良いです。
回転速度は早く、パワーも必要十分なのでT598の基本性能にはとても満足しています。
そして、FFBにより路面の情報がつかみ取れるかどうかですが...
FFBがすごくクリアというか鮮明になった気がします。
タイヤの滑り出しが分かりやすいのでアクセルをどれだけ踏んだらよいか想像できます。
アクセルワークがうまい人だったらどんなハンコンでもドリフトできると思いますが、そもそも基礎ができていない僕にとっては重要なことです。
純粋に、分かりやすくなって運転しやすくなったと感じています。
そして運転が楽しくなりました。
GT7での不満
FFBに関して全体的には好感触ではあるものの、GT7(PS5版 グランツーリスモ7)のアンダーステアの表現に関しては疑問が残ります。
アンダーが発生しグリップが抜けた瞬間「ガガガガガ」と振動が発生します。
その直前まではいい感じなのですが、限界を超えた瞬間おかしな挙動になります。
※T598ファームウェアバージョン:2.55 GT7バージョン:1.66
ネットで調べてみたのですが、T598以外のハンコンでも同様の現象が発生しているようです。
他のレースシムでは見受けられないので、GT7側の問題と思われます。
ファナテックの「FANATEC GT DD Pro 5Nm」の場合は、ハンコン設定のINT値により調整できるとのことです。
また、ある時からGT7のFFBの仕様が変わり、クルマがアンダーステアを出したときにモーターが「ガガガッ!」と大きな音を立ててFFBを発生するようになりましたが、「INT」の値をGT7推奨セッティングが2の所を15まで上げたら違和感なくプレイできるようになりました。
https://note.com/apexevolution/n/n8f451bd26138
T598は今のところうまく処理する方法が見つけられません。
強いアンダーを出さないように運転するというのが最適解と思われます...
T598にもいくつか設定できる項目があるので、セッティングを煮詰めていく必要がありますね。
T598への買い替えは成功だったのか?
PS5対応であることと、Thrustmasterのエコシステム(別売ペダル,シフター,ハンドブレーキ)を構築している僕にとっては、まぁ間違ってはいなかったのかなという感じです。
ステアリングの問題も解決できなくはないです...
交換用ステアリング「EVO Racing 32R Leather」を買いました。

こちらも満足ではあるんだけど高い...
まとめ
「これからハンコンを買う人にオススメできるか?」という観点でまとめます。
僕はこれまで「GT Force Pro」 → 「T150 Pro」 → 「T300RS GT」 → 「T598」と乗り換えてきました。
T150 Proはギヤドライブだったこともあり思い描いていた感触が得られなかったため、すぐにT300RSに買い替えてしまいました。
セルフステアの質向上が目的です。

T300RSはとても気に入っていました。
入門用としてとても良いハンコンだと思います。
ただ、現在の販売価格は5万円を超えていて入門用とは気軽に言えない感じになってきています。
Thrustmasterにはより安価なモデルも存在していますしロジクールも同様です。
しかし安価なものは基本的にギヤドライブの製品となります。
Thrustmaster T150 Proを購入して即T300RSに買い替えた身としては、初心者といえどもできればベルトドライブかダイレクトドライブを選択して欲しいなという思いです。
で、ベルトドライブのT300RSをとなるのですが前述したように5万円越え...
ここまで来るともう少し頑張ってT598にという考えが頭をよぎります。
T598はダイレクトドライブでペダルも付いてくる。
最低限困らない構成にはなっていてAmazonだと8万9千円。
思い切って行くのは有りという結論にします。
ただし、無理をせずそれぞれの予算に合わせてというのは言うまでもなく...





コメント