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激安ホームシアター施工編【プロジェクター天吊り,DIY】

シンワ 下地センサーSuper センサー反応

貧乏シアターなので施工も当然自分でやらなければなりません。

難所は天井への取り付け。

と言うか、天井にスクリーンとプロジェクターを取り付けることが施工編のほぼ全てです。

スクリーンは以前にも紹介したニトリの遮光ロールスクリーン。これは価格が安いこともあるのですが、とても軽いので天井取り付け初心者には優しいスクリーンかと思います。

プロジェクターは自作天吊り金具を用いて取り付けます。

こちらもプロジェクターがチープだということもあり比較的軽量です。

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プロジェクターを天井に取り付けるには

では、天井に取り付けと行きたいところですが...

天井には一般的に石膏ボードが張られています。我が家も例外ではなく石膏ボードです。石膏ボードが相手だと、いくら軽量なスクリーンやプロジェクターだと言っても落下の危険性があります。

安全面を考えると、きちんと石膏ボードの下に隠れている柱にビスを打ち込むべきです。

見えない柱にどうやってビスを打ち込むのか...

いろいろ調べた結果、今回の施工にあたって次の二つを購入しました。

世の中には便利な道具があるんですね。

シンワ下地探し

「シンワ 下地センサーSuper」と「シンワ 下地探し どこ太L マグネット付」です。

家の構造に詳しい人ならどちらか一方でもあれば柱を探せるとは思いますが、初心者なのでこの二つのアイテムを使って石膏ボードの下にある見えない柱を探していきます。

どこ太Lはマグネットが付いていないモデルもありますが、マグネット付の方が便利だと思います。

「どこ太L」の先端です。

シンワ 下地探し どこ太L マグネット

基本的な下地探しの手順

  1. 「下地センサーSuper」で大まかに柱の位置を特定します。
  2. 「どこ太L」のマグネットで石膏ボードを留めているビスを探してマーキングします。
  3. 「どこ太L」の針を差し込んで石膏ボードの下にちゃんと柱があるか確認します。

「下地センサーSuper」を天井にピッタリ付けた状態でスライドしていくと柱が見つかった時点で光ります。

その光った位置に印を付けます。

今度は反対側から同じようにスライドしていきます。

光ったら印を付けます。

印を付けた間に柱がある、と言うことになります。

シンワ 下地センサーSuper

何回か繰り返すことで、大体の柱の位置と幅がわかります。

柱の向きが分からない場合は、上下左右ともにスライドさせて確認してみてください。

 

次は「どこ太L」の出番です。

見つけた柱の中心辺りに、「どこ太L」を近づけてうろうろさせます。

すると突然磁石が反応します。

磁石がくっついたところに石膏ボードを留めているビスがあります。

見つけたビスにマーキングをします。

このマグネットめちゃくちゃ強力で、「どこ太L」から手を放しても天井にくっついていました。(落下の恐れがあるので、使用には注意してください)

シンワ 下地探し どこ太L マグネット付

さらに柱をイメージしながらビスを探していきます。

見つけるたびにマーキングします。

大体30cmほどの間隔で何本も柱が通っていると思います。

ビスにマーキングをしていくと、どんなふうに柱が通っているのか全体像が見えてきます。

 

ビスを見つけることは結構重要だと思います。

というのも、ビスの上に新たなビスを打つことはできないから。

そして、ビスが打ってあるところには確実に柱が通っていて、壁内の配線(電線)を傷つける恐れが低いということになるからです。

「下地センサーSuper」には壁の中の配線を見つける機能も付いていますが、反応が良すぎてピンポイントで位置を特定することは難しいです。

「配線があるから注意してね」っていう程度です。

 

天井に固定するためのビスを打ち込む位置を決めます。

位置が決まったら再び「どこ太L」の出番です。

今度は「どこ太L」の先端の針を使います。

針を天井の石膏ボードに刺し込むことで、その位置にビスが打てるかどうか最終確認をします。

シンワ 下地探し どこ太L 先端の針

ちゃんと柱があれば手ごたえがあります。

もし、柱が無ければ針がすっぽ抜けるため手ごたえがありません。

また、この時に石膏ボードの厚みもわかります。

 

石膏ボードの厚みに合わせてビスを用意します。

長めのビスを用意すれば良さそうですが、もし柱を突き抜けてその先に配線があったら嫌なのでほどほどの長さにしています。

今回は25mmを中心に使用しました。

配線の反応が無い場所ならそれほど神経質にならなくても良いかも知れません。

天井への取付

これで前準備が整ったので設置作業に入ります。

スクリーンは付属していた金具を使って取り付けます。

取り付け時の写真がありませんが、説明書通りにやれば特に難しいことは無いと思います。

 

プロジェクターはイレクターパイプを天井に取り付けて、そこにぶら下げる形にします。

前後の位置調整を簡単にできるようにしたかったからです。

プロジェクター天井取り付け

HDMI,電源ケーブルについて

HDMIケーブルは10mのものを購入しました。

電源ケーブルは、コンセントパーツと電線を購入して自作しました。

価格的には既製品より100円程度安くなっただけなので、電源ケーブルを自作しても価格的なメリットはありません。

 

ただ、既製品だと電源ケーブルをイレクターパイプの中を通すことができません。

イレクターパイプの中を通すには、コンセントの口を後付する必要があります。

パイプの中にケーブルを通したかったがために自作となりました。

 

HDMIケーブル,電源ケーブルは天井を這わせます。

壁伝いだと相当な長さのケーブルが必要になってしまうため、天井経由で最短でプロジェクターまでを結びます。

ケーブルの天井への固定も、イレクターパーツを使用しました。

ホームシアター資材

ノウハウはプライスレス!

全体像です。

UC40によるホームシアター

素人施工にしては、まぁまぁうまくできたのではないでしょうか。(自画自賛)

施工後に一番感じたのは、『機材が安物だろうが高価なものだろうが手間は変わらないのかな』

ということです。

 

おおよその予算はこんな感じです。

プロジェクター 8,600円
スクリーン 5,000円
HDMIケーブル 1,500円
電源ケーブル 1,200円
資材,工具 5,000円
ノウハウ プライスレス

他には天吊り金具を作るときに電動ドリルも使いましたが、これは前から持っていたので今回の費用には含まれていません。

また、イレクターパイプは家に残っていた端材を使っています。

工具の購入までを考えると、貧乏シアターといえどもそれなりにお金が掛かってしまいます。

それでも安全に取り付けるためには必要な道具ですので。

 

出費はありましたが、ノウハウを得られたことは大きな収穫です。

これで重量のあるスクリーンでも取り付けられる自信がつきました。

いつか、プロジェクター,スクリーンをグレードアップしたいです。

※「どこ太L」は「どこ太 Smart」に変わりました。

 

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