3年ぶりにデジカメを買ったので、これまで所有してきたデジタルカメラをまとめてみることにしました。
初期のころは1年に1台ペースだったけど、最近はデジカメの性能も良くなって頻繁に買い替えることはなくなりました。それでも、デジカメ歴も20年になりGX7MK2は18台目のカメラです。
デジカメ遍歴前編
機種 | 購入日 |
---|---|
SANYO DSC-X1 | 1997/11 |
SANYO DSC-MZ1 | 2002/03/30 |
Panasonic LUMIX DMC-FX1 | 2004/08/13 |
FUJIFILM FinePix F10 | 2005/09/04 |
Panasonic D-snap SV-AV100 | 2005/09/04 |
Panasonic LUMIX DMC-TZ1 | 2007/03/12 |
FUJIFILM FinePix Z5fd | 2007/06/17 |
CASIO EXILIM EX-V8 | 2009/01/14 |
FUJIFILM FinePix F70EXR | 2010/02/19 |
前編として、FinePix F70EXRまでをお送りします。
SONY DSC-HX5V
SONY DSC-WX5
CASIO EX-ZR300
Panasonic DMC-GX1
Panasonic DMC-FZ200
ZOOM Q2HD
Canon PowerShot S120
Panasonic DMC-FZ1000
Panasonic DMC-GX7MK2
残っている写真を出来る限り掲載していくので画像が多めです。
SANYO DSC-X1
センサー | CCD 1/3インチ 81万画素 |
レンズ | F2.8、(35mm換算36mm) |
サイズ | 138.5(W)×65.5(H)×43.0(D)mm |
メディア | スマートメディア |
電源 | 単3電池4本(アルカリ/ニッケル水素) |
所有期間 | 1997/11~2003/03/29 |
単焦点レンズの81万画素機です。
81万画素だと画像サイズは1024x768ドットになるので、当時のちょっと良いPC(ノートだとSVGAも多かった)のディスプレイ解像度と同じです。ドットバイドットで壁紙が作れるなんて思ってました。(作らず仕舞いでしたが)
Multi-z(マルチーズ)というシリーズだったようです。光学ファインダーが付いています。
ドライバーはフロッピーディスクで、別売りのパソコン接続キットにはRS-232Cケーブルが添付されています。時代を感じさせますね。
4MBのスマートメディアが本体に付属していましたが、足りないんじゃないかと8MBを買い足しました。
が、当時の充電式電池は電池容量が小さい上に、自己放電が多いためほとんど使いものになりませんでした。良くて数枚撮影できる程度、4MBスーマートメディアの12枚なんて夢のまた夢って感じでした。
レジャー用のカメラとしては役に立ちませんでしたが、ACアダプターが使えたため後年はオークション出品商品の撮影で活躍しました。
サンプルとして公開できるような写真が残っていません。
山田久美夫氏によるサンプル画像がPC Watchにありました。
SANYO DSC-MZ1
センサー | CCD 1/1.8インチ 200万画素 |
レンズ | F2.8-F4.8(35mm換算35-98mm、2.8倍ズーム) |
サイズ | 106(W)×63(H)×41(D)mm |
メディア | コンパクトフラッシュ(マイクロドライブ対応) |
電源 | 単3電池2本(アルカリ/ニッケル水素) |
使用期間 | 2002/03/30~2005/08/29 |
200万画素、ズームレンズを搭載したことにより、レジャー用カメラとして十分使えるようになりました。プリントもL版なら綺麗です。
フィルムカメラでは出来ない動画撮影も、この機種の売りの一つです。
こりずにまた三洋です。
と言っても『デジタルカメラ(デジカメ)』という言葉は三洋電機の商標で、デジカメ界では一大勢力でした。OEMで他社からも三洋の製品が販売されていました。
MZシリーズは動画デジカメとして人気が高く、最終型のMZ3はデザインも一新され完成度の高いカメラでした。
僕が持っていたのはシリーズ最初のMZ1です。
これはいいカメラでした。センサーが大きいことが良かったのでしょうか、ハッとするような写真が撮れます。
このころは、フィルムカメラも現役だったので、いつでもどこでも動画が撮れる道具として重宝しました。640x480ドットにするとフレームレートが15fpsになってしまうため、320x240ドット(30fps)に設定していましたが当時としてはスムーズな動画が撮影できました。
長時間動画撮影に対応するため1GBのマイクロドライブも手に入れました。(マイクロドライブはコンパクトフラッシュの形状で内部がHDDになっているものです)
そこそこ電池は持ちましたが、充電式電池の自己放電には難儀しました。それでもDSC-X1から数年経過していたこともあり、努力すれば使えるというレベルではありました。
手放す直前にエネループを試してみたら、「これは使える」って思いました。三洋電機はエネループの開発によって自らの手で問題を解決してくれましたね。今更、遅いけど...
Panasonic LUMIX DMC-FX1
センサー | 1/2.5型CCD 320万画素 |
レンズ | F2.8-F4.9(35mm換算35-105mm、2.8倍ズーム) |
サイズ | 107.7(W)×50.9(H)×27.4(D)mm |
メディア | SDメモリーカード、マルチメディアカード |
使用期間 | 2004/08/13~2004/09/04 |
現在の標準であるSDメモリカード採用機で、画素数も順当に増えています。デザインもシンプルで良いと思います。まだ光学ファインダーが付いてますね。
DSC-MZ1の電池管理に疲れたことと、動画性能が向上した製品が出てきたため買い替えの検討を始めました。
専用バッテリーということもあり電池の持ちに不満はありませんでした。ただ、発色が悪い...という致命的な欠点もあり特にいい思い出はありません。1年ほどでヤフオク行きになりました。
FUJIFILM FinePix F10
センサー | 1/1.7型スーパーCCD ハニカムHR 630万画素 |
レンズ | F2.8-F5(35mm換算36mm-108mm、3倍ズーム) |
サイズ | 92.0(W)×58.2(H)×27.3(D)mm |
メディア | xD-ピクチャーカード |
使用期間 | 2005/09/04~2007/07/07 |
FUJIFILMといえば、ハニカム構造のCCDとxD-ピクチャーカードですねぇ。東京ディズニーランドでの撮影風景がCMで流れていて、「これだ!」って思いました。後継機のF30は歴史に残る名機です。
ついに光学ファインダーが無くなりました。
FinePix F10、これもいいカメラでした。
ちょっと白飛びする傾向にはあったけど、大型センサーと無理のない画素数で画質は良好でした。動画は640x480(30fps)で撮影できますが、音が悪いです。
Panasonic D-snap SV-AV100
センサー | 1/6型 CCD 34万画素 |
レンズ | F1.8-F2.3(35mm換算43.7mm-437mm、10倍ズーム) |
サイズ | 33.2mm(W)×89.8mm(H)×64.9(D)mm |
メディア | SDメモリカード |
使用期間 | 2005/09/04~2008/12/19 |
SV-AV100はビデオカメラに分類すべき製品ですね。動画、静止画ともに640x480ドットまでの解像度でしか撮れないので実質動画専用機です。
テレビ観賞用にリモコンまで付属していました。使ったことないけど。
FinePix F10と同じ日に買うという暴挙。
暗所性能が低く、部屋の中だと暗いビデオしか撮れませんでした。でも、専用機らしく動画はスムーズで音も良かったので、F10との相性は悪くありませんでした。
定価が10万円ほどだったはず。さすがに高すぎですね。僕が買ったときは4万円でした。
Panasonic LUMIX DMC-TZ1
センサー | CCD 1/2.8型相当 500万画素 |
レンズ | F2.8-F4.2(35mm換算35mm-350mm、10倍ズーム) |
サイズ | 112(W)×58.1(H)×40.2(D)mm |
メディア | SDメモリーカード |
使用期間 | 2007/03/12~2011/01/15 |
力まかせに10倍ズームを搭載したような風貌です。これを走りとした高倍率ズーム機は、現在までシリーズが続いています。最新機のDMC-TZ85は光学30倍ズーム、4k動画撮影機能を搭載しています。
DMC-TZ1の写真これしかなかった。
TZ1の後ろに置いてあるのはCASIO EX-V8です。TZ1でかいです。
このカメラは『10倍ズーム』、この一言に尽きます。動画撮影中にズーム動作ができるのも、当時のデジカメでは画期的でした。
レンズが大きく明るいので画質も悪くありませんでした。発色もDMC-FX1から改善されて良くなっています。どこからでも子供が撮影できるのでとても便利なカメラでした。
FUJIFILM FinePix Z5fd
センサー | 1/2.5型 スーパーCCDハニカムHR 630万画素 |
レンズ | F3.5-F4.2(35mm換算36mm-108mm、3倍ズーム) |
サイズ | 92.8mm(W)×55.0mm(H)×19.4(D)mm |
メディア | xD-ピクチャーカード |
使用期間 | 2007/06/17~2012/10/14 |
コンパクトなのに基本性能は高く、実用的なカメラに仕上がっています。手放してしまいましたが、今でも十分使えそうです。
ポケットに入るカメラが欲しくて買い足しました。ディズニーランドで別行動をするときに、カメラが2台あった方が良いだろうとの考えもありました。
センサーサイズは小さくなったものの、FinePix Fシリーズ譲りで画質も悪くありませんでした。フラッシュのコントロールがうまくて、何も考えず撮影しても人物と背景がちゃんと写ります。
インナーズームで扱いやすいため、後年は子供用カメラとして活躍してくれました。防水ケースに入れて海水浴で使ったこともあります。
CASIO EXILIM EX-V8
センサー | CCD 1/2.5型 810万画素 |
レンズ | F3.4-F5.3(35mm換算38mm-266mm、7倍ズーム) |
サイズ | 95.5(W)×59.8(H)×25.5(D)mm |
メディア | SDHC、SDメモリーカード |
使用期間 | 2009/01/14~2011/05/22 |
コンパクトなボディーに7倍インナーズームを詰め込んだところに目を奪われがちですが、実は高性能動画機です。レンズのスタートが37mmからなのが残念なところ。
動画目当てで購入しました。解像度こそ640x480ドットですが、とてもスムーズな動画が撮影できます。音もモノラルなんだけど、すごくクリアで良いです。デジカメでこの動画性能は驚きでした。
FUJIFILM FinePix F70EXR
センサー | 1/2型 スーパーCCDハニカムEXR 1000万画素 |
レンズ | F3.3-F5.6(35mm換算27mm-270mm、10倍ズーム) |
サイズ | 99.3mm(W)×58.9mm(H)×22.7(D)mm |
メディア | SDHC、SDメモリカード |
使用期間 | 2010/02/19~2011/03/29 |
評判の良かった「F200EXR」の兄弟機。F200EXRのCCD「1/1.6型 1200万画素」に対して、F70EXRは「1/2型 1000万画素」と若干のスペックダウンをしています。
その代わり高倍率ズームを搭載しています。
初めて手にした広角レンズ機でした。写真を撮るのがすごく楽しくなったのを覚えています。動作も軽快で、電源を入れてすぐに撮影できるのも子連れには使いやすかったです。
「スーパーiフラッシュ」搭載で、フラッシュを焚いても自然な仕上がりになります。
使用期間は1年と短かったのですが、その後は母のカメラとして使われていました。カメラが欲しいと言われたのでこれをあげたのですが、被写体がディナーショーでの演歌歌手だったので暗所に強いF70EXRはもってこいでした。母は亡くなりましたが、演歌歌手の方と並んで写っている画像が残っていました。良く撮れてました。
前編のまとめ
デジカメを写した写真がよく残っていたなと思いますが、やはりデジカメ時代だからでしょう。「とりあえず撮っておけ」、ができるのがデジカメの良いところだと再認識しました。
カメラを買い替えると必然的に写真を撮る頻度が高くなるので、「子供の写真が増えるから」「写真を撮るモチベーションが下がってきたから」などと理由を付けて買ってました。とはいっても、すべて小遣いで購入しているので文句を言われる筋合いはないのですが。
「持って歩かなければ写真は撮れない」が持論なので、持ち歩く自身がない一眼レフを買うことはありませんでした。
一番想い入れの強い機種はSANYO DSC-MZ1です。ビデオカメラが大きく重い時代だったので、いつでも動画が撮れるこの機種には、たくさんの思い出を残してもらいました。
後編に続きます。
コメント
こんにちは。
SANYO DSC-MZ1は私が初めて買ったデジカメです。
雑誌で文月凉さんがほめていたのか、買った経緯はよく覚えていませんが、このカメラはほんとに使いました。外国でもでも、活躍してくれたものです。SANYOの傑作であったと確信します。
それにして沢山買われていますね。
びっくりです。
私はEOS 10Dの発売を機に、デジタル一眼に移行いたしました。
Andantinoさん
DSC-MZ1は静止画も動画も記録を残すカメラとして、きちんと使えるデジカメでした。
今から考えればチープな性能だったのですが、現像代を気にしなくて良いので楽しく撮影できました。