中古でパイオニアのスピーカー「S-A3-LR」を購入しました。
ホームシアターのサラウンドスピーカーに使うつもりです。これでシアターの5本のスピーカーが、パイオニアで統一されました。
パイオニア S-A3-LR
パイオニア S-A3-LR | ||
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形式 | ブックシェルフ型 | |
スピーカー構成 | 2ウェイ方式 | |
ウーファー | 13cmコーン型 | |
トゥイーター | 2.5cmドーム型 | |
インピーダンス | 6Ω | |
再生周波数帯域 | 42Hz~38kHz | |
出力音圧レベル | 86dB/W(1m) | |
外形寸法 | 175(W)×388(H)×243(D)mm | |
質量(1本) | 6.4kg | |
価格(2本1組) | 40,000円(税抜) |
トゥイーター 1個、ウーファー 1個の小型2ウェイスピーカーです。
定価は2本で4万円とのことなので、新品販売当時なら3万円程度で購入できたのでしょうかね?
価格の割には丁寧に作られていると思います。
S-A3-LRは物自体は悪くないのですが、上にはS-A4-LR,S-A77BSがあって、下にはS-A4SPTがラインナップされています。
しかも安価なS-A4SPTの評判が良かったこともあり、S-A3-LRは中途半端な立ち位置になってしまっています。
それでも1本当たり6.4Kgもあるし、背面も手を抜くことなくしかりした作りになっているので、くどいようですが悪いものではありません。
スピーカー端子はシングルです。
2chステレオ再生
フロントスピーカーとして、CDを再生してみます。
なかなかどうして、いいじゃないですか。
重低音を求めるのでなければ、低音も十分です。
今はメインスピーカーにS-A77TBを使っているのでS-A3-LRに替えるつもりはありませんが、設置スペースが限られる環境であればS-A3-LRもメインスピーカーの候補になりえます。
SX-S30みたいなのを買って、S-A3-LRを接続して音楽を楽しむってのも手軽で良いな。
スペースを取らないし。
サラウンドスピーカーとしてはどうなのか?
S-A3-LRを加えたことで、現在のシアター(サラウンドシステム)のスピーカー構成は以下の通りになりました。
フロントLR:pionner S-A77TB
センター:pionner S-A5C
サラウンドLR:pionner S-A3-LR
サブウーファー:ONKYO SL-D501
サラウンドスピーカーなのでリアに設置することになりますが、設置スペースの関係もありスピーカースタンドを自作しての設置となりました。
我が家のシアタールームではこのくらいのサイズのスピーカーが限界ですね。
これまでのサラウンドスピーカーはダイアトーンのDS-103Vです。
DS-103Vはコンパクトだしサラウンドスピーカーとしては優秀です。
交換してみての感想ですが、しょせんサラウンドスピーカーなので絶大な効果というわけにはいきません。(DS-103Vでも特に不満は無かったですからね)
「ちょっと音に厚みがでたかな?」という程度です。
でも、そのちょっとの差を得るのが難しい世界なので、費用対効果(中古価格で)としては及第点でしょう。
スピーカー5本がパイオニアで統一されたので、音色のつながりが良くなったと考えられるかもしれません。
ただしサイズが全く違うので、あくまでも似た傾向のスピーカーが集まったという程度かと思います。
一番の収穫は見た目の統一感かもしれません。
まあ、不満は無いので良しとします。
まとめ
キャビネットに少々傷はありますが、サランネットに破れは無いし、スピーカーユニットの調子も良いので今回の買い物は満足です。
S-A3-LRはサラウンドスピーカーにするのは、もったいないかなという気もします。
普通にミニコンポのスピーカーとして使えます。
将来的にはサラウンドスピーカーをDS-103Vに戻して、S-A3-LRを他でメインスピーカーとして使うということも考えられます。
中古にはなってしまいますが、運がよければかなり安く手に入れることができるので、チャンスがあれば買ってみても良いと思います。
コメント
こんにちは S-A3-LRはコーン材質とおそらくダイキャストフレームでダンパー裏通気構造予測なのと箱容積が大きいので余裕の低音とスムーズな中高音が実現出来ていると思いました。
7.1chで側面SPKに最適かなと思いました。
箱の重量も頑丈な造りでしょうね。バスレフ共振周波数のシミュレーション確認でポートの延長等すればもっと重低音の再生が良く成りそうですね。
サブウーハーでは得られない音が期待できます。
メインスピーカーで実行するとサブウーハー無しでバスドラムの衝撃音体感が強化します。この辺はバスレフよりも密閉の方が良いですね。
ドスッとボディーに感じます。 (笑)
こんにちは、S-A3-LRを入手しました。 エッジが白っぽくなっていたので、タイヤ洗浄メンテナンススプレーでゴムの保護と改善を行ってみました。艶が出て黒く光っています。ほぼオリジナルの状態で試聴できそうです。
期待して聴いてみました。 ところが、あれ、と云う何か位相がずれた様な音でした。 何かの間違いと思ってしばらく鳴らして、左右を取り換えると左右のバランスが若干改善しましたが音質は???です。
中を確認する為ウーハーを外そうとしても固着して外れません。ウーハーフレーム表面がゴムだったので少し剥して中の鉄板フレームをペーパーーカッターでこじ開けると外れました。 期待したアルミダイキャストではなく鉄板フレームに防磁型シールド鉄板ケース付のフェライト磁石でした。 ダンパー裏の通気も無し。
少し残念。 箱の容積とバスレフポートの直径や長さとウーハーの予測特性でシミュレーションするとやはり、70Hzピークが2~3dbの60Hz平坦がやっとの特性でした。 ピークが高くないのに変な音が??ですが、低域を45Hzまで平坦に改善する為にポート共鳴が45Hzになる様にポート長をシミュレーションしました。
その為のポート長は126㎜です。
オリジナルはポート共鳴が57Hzでポート長は70㎜です。
ポートを同じ太さの長さ56㎜の紙筒で延長しました。延長紙筒の外側に合うキッチンペーパータオルの芯筒を付けて、元のポートよりも若干太い内径なのでペーパータオルの芯筒をC型に切って内側に2枚貼って、更に布テープで調整してピッタリにして接続しました。
ポート延長したS-A3-LRを聴いてみました。
何と、まともな音に成って低音が深く自然に再生出来ました。
低音のピークによるかぶりで中音が変な感じになっている様です。
色々な小型市販スピーカーでは低音の感度の良い70Hz辺りにピークを付けることで低音再生されていることを錯覚させる設計が多いです。
でも、ベースの低音やバスドラムのドス!ドス!という45Hz以下の周波数の衝撃音再生が不可欠です。 場合によっては密閉型の方が重低音再生が良い場合も有ります。ダイヤトーンの密閉型等です。バスレフに改造している人が居ますがアンプでバスブーストした方が遥かに重低音再現が良いです。
まあ、S-A3-LRはデザイン重視で横幅がスリム過ぎで容積不足かなと思います。
あと2~3㎝広ければ、40Hz以下まで平坦再生出来ますね。
嘘だと思って、ポート延長改造、してみてください。