電源が入らなくなったノートパソコンからデータを取り出そうとしたらSSDがmSATA(Mini SATA)でした。手持ちの機材だけでは手も足も出ないので、mSATA→SATA変換器を購入しました。
Dell Latitude E7250はmSATAだった
電源が入らないのでは手も足も出ないので、PCを分解してディスクから直接データを取り出すことにします。
Latitude E7250はディスクまで簡単にたどり着けます。まず、バッテリーを外します。するとネジが2本見えるので、2本とも外します。あとは裏蓋(ベースカバーと言うらしいです)をスライドするだけで内部へアクセスできます。
DellのPCは全般的に内部へのアクセスが簡単になっているので、メンテナンス担当としては非常にありがたいですね。
さらに分解の手順を詳細に記したマニュアルも用意されています。サービスマン用の物がそのまま一般公開されていると思われます。
手順に不安のある方はマニュアルをじっくり見てから進めましょう。
話がずれてしまったので戻します。
SSDにたどり着いたのは良いのですがmSATAですね。
SSDなら2.5インチにこだわる必要もないし、ノートパソコンも2.5インチディスク時代は終了ですかね?
このままだとデータを読み取れません。簡単なのはUSBドライブに変換してしまう方法かな?
USBドライブとして使えるような変換アダプターを探したところ、mSATAから直接USBドライブに変換できるものもがありました。
サクサクと差し込むだけなので楽そうですね。
迷ったんですけど、玄人志向のmSATA SSD SATA変換アダプター KRHK-MSATA/S7にしました。
玄人志向 KRHK-MSATA/S7
この製品はmSATAのSSDを2.5インチSATAに変換することができます。SATAに変換するだけなので、さらにUSBに変換する必要があります。
前述の製品の方が手軽で良いとは思ったのですが、メンテナンスで不要になった時に使いまわしができるかなと考えてこちらにしました。
変換アダプターと2.5インチSSDとして使う時のためのネジがあるだけという至ってシンプルな製品です。
mSATA SSDを取り付けてみました。
この製品の良いところは、SSDをネジ留めする必要が無いところです。簡単なロック機構があるので、パチっとはめ込むだけです。外すときも爪の部分を少し押すだけです。
SATAをUSBに変換する
SATAならデスクトップPCの内部に接続できないこともないのですが、面倒なのでUSBに変換します。
USBへの変換は「これdo台 PRO」を用います。
これdo台の真価はパソコンなしで、HDD(SSD)のコピーができることにありますが、ここでは単純にUSB変換に利用しています。
これで、mSATAからデータを取り出すことに成功しました。
ちなみに、これdo台はHDDに不調の兆しが見られたときに、ちゃちゃっと新品のHDDにコピーして事なきを得ることができるという便利なツールです。
インターフェースの変更は、大きなところではIDEからSATAへというのもあったけど、長いことスタンダードだったものが変わるといろいろと物入りになりますね。
あ、でも良く考えたら以前にもDellのノートに2.5インチディスクではないものがあった。Latitude D420,D430のHDDは、なんと1.8インチ。
この1.8インチHDDには難儀しましたね。あまり情報が無いうえに、インタフェースのZIFとLIFがごちゃ混ぜになって紹介されていたりしたので。当時は東芝のHDDと変換ケーブルを購入してしのいでいました。変換ケーブルも二組買って、これdo台でコピーもしました。
今となっては、いい思い出…というほどでもない。
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