Thrustmaster T300RS GT EditionとTH8A(シフター)の組み合わせでレーシングゲームを楽しんでいるのですが、「シーケンシャルシフトも欲しいなぁ」ということで増設しました。
三和電子の「SLMG-30N-2」というシフトレバーと、「REVIVE USB」を使ってPC用のUSBシーケンシャルシフトを実現します。
シフトレバー SLMG-30N-2
まずはシフトレバーの入手です。
昔↓こんなの持っていたんだけど、譲ってしまったため手元にはありません。
ということで良いものがないかネット検索...
見つけたのがコレ!
『三和電子 マグネット式デジタルシフトレバー【SLMG-30N-2】』です。
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楽天市場にある、三和電子の直販ショップで購入しました。
三和電子はアーケード用パーツ販売の老舗です。
マグネット式のため程よいクリック感のあるシフトフィーリングで、いかにもアーケードゲーム用って感じです。
シーケンシャルシフトの取り付け方法について
現在使用している「AP2 Racing Wheel Stand(レーシングホイールスタンド)」に、L金具等を用いて取り付ける方向で進めることにしました。
参考 AP2 Racing Wheel Stand(レーシングホイールスタンド)の組み立て方【レビュー】
ホイールスタンドの天板横にある、ふたつの穴を利用します。(以下画像の赤矢印)
若干スペースが狭いので、使える金具は限られそうです。
やみくもに金具を買ってくる訳にもいかないので、次の方法でホームセンターで現物合わせをすることにしました。
シフトレバーの上に紙をかぶせて、鉛筆で「しゃかしゃか」と...
ホイールスタンドでも同じことを実施して、それぞれの型紙を作りました。
これをホームセンターに持って行って、ネジ穴の位置に合いそうな金具を物色するのです。
ということで、いくつか見繕って買ってきました。
左から順に
- UK フリーピッチ金具2.9 x 32 x 50 x 80
- UK フリーピッチ金具2.9 x 32 x 50 x 55
- 三基鋼業 ジョイント 24A105-3 黒
- MYST カチオン No.6034
です。
取り付けの自由度が高いことと、分厚くて丈夫そうだったのでフリーピッチ金具を選びました。
最終的には「MYST カチオン No.6034」は使わず、「24A105-3 黒」を1本追加しました。
フリーピッチ金具には長さが100mmのものもあるので、80mmではなく100mmでも良かったかなと思います。
シーケンシャルシフトレバーの固定
説明するのは難しいので画像で取り付け状態をご確認ください。
固定にはM8、M6のボルトを使っています。
見た目の良さと、作業性を考慮して「六角穴付ボルト」(ステンレス製)を選択しました。
また、フリーピッチ金具への固定用に、丸座金(大きなワッシャー)も用意しました。
また、シフトレバーの固定ネジは手が当たる可能性があるので、表面がつるつるになっている「根角ボルト」にしました。
根元の部分が四角くなっているボルトです。
これはカラーアングル用のものを流用しています。
PCへの入力『REVIVE USB MICRO』
当たり前のことですが、シフトレバーを取り付けただけではPC(Windows)ゲームで利用できません。
ジョイスティックなどの信号に変換してPCに入力する必要があります。
解決方法としては、ジョイスティックやジョイバッドの乗っ取りが常套手段かと思われますが、今回は「ADRVMIC REVIVE USB MICRO」を使うことにしました。
REVIVE USBは12個の入力を、キーボード,マウス,ジョイスティックに振り分けることができます。
※REVIVE USBマトリックスファームウェアに更新することで、最大36ボタンに対応します。
小さいです...
MICRO USB端子のサイズを考えていただければ、その大きさ(小ささ)が分かっていただけるのではないでしょうか。
配線を直接はんだ付けするのは現実的ではないので、ピンヘッダを取り付けます。(ピンヘッダはたまたま持ってた)
付いた。(粗が見えるので拡大はしない)
少しでも安く上げようとMICROを選びましたけど、通常版のREVIVE USB(完成品)にした方がよかったかなと思います。
下準備ができたので配線を接続します。
ここで利用している配線はテーブル筐体のコンパネをUSB化した際の残りです。
参考 テーブル筐体にパソコンを組み込みました【コンパネのUSB化など】
ファストン端子(187番)なので挿し込むだけです。
REVIVE USB MICRO本体はこの辺りに突っ込んでおきます。(小さいのでどこでもOK)
REVIVE USBとゲームの設定
REVIVE USB MICROにはWindows用のデバイスドライバは必要ないみたいです。
USBポートに挿し込んだら認識しました。
デバイスとしては「REVIVE Micro」ひとつだけなんだけど、マウス,キーボード,ゲームコントローラーの3つの機能を併せ持っています。
てっきりデバイスが3つ現れると思っていました。
認識はされますが、このままでは使えません。
ボタンを押したときの動作を設定しなければなりません。
以下のサイトから設定ツール「Revive_Micro_CT.exe」をダウンロードします。
参照 ADRVMIC-REVIVE-USB-Micro/App at master · bit-trade-one/ADRVMIC-REVIVE-USB-Micro · GitHub
REVIVE USB MICROを接続した状態でツールを起動します。
12個のボタンの設定を自由に変更することができます。
シフトレバーとは、01ピン,02ピンを接続しています。
01ピン:キーボード:Sキー
02ピン:キーボード:Xキー
としました。
”S”と”X”キーを割り当てたのは、DiRT Rally 2.0(ダートラリー2.0)のデフォルトでそうなっていたからです。
ジョイパッドのボタンとして割り当てても良いのですが、キーボードなら大概のゲームで対応できるかなと思ってそうしました。
これで完成です。
無事、DiRT Rally 2.0でシフトチェンジができました。
まとめ
金具で無理やり固定しただけだから荒っぽいけど、それがスパルタンな雰囲気を醸し出していてよいかも。
レーシングコックピットにシーケンシャルシフトを追加しました。
シフトレバーは、三和電子のSLMG-30N-2です。
マグネット式なのでカチカチとした感触が○
PCとの接続はREVIVE USB MICROを使いました。 pic.twitter.com/P4PPTltkOD— ゆうぱぱ (@yupapa1972) January 26, 2021
TH8Aはシーケンシャルシフトモードへの切り替えができるようになっているんだけど、結構手間がかかるんですよね。
参考 Thrustmaster「TH8A Add-On Shifter」を購入しました【レビュー】
なんだかんだ満足!
前述しましたが、REVIVE USB MICROは入力値をキーボードにすることができることが利点です。
しかもキー単独ではなく、Ctrl,Shift,Alt,Winキーと組み合わせることもできます。
アセットコルサのショートカットキーでも活用できそうです。
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